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平和酒造さんの田植イベントに参加してきました

 「Sマネージャー、日曜日酒米の田植に行くので月曜日お休みさせていただきます」
 「酒呑みってそんなことまでするんですね!」とSマネージャーに関心されたのは金曜日のこと。ええ、わたくし健康優良酒呑みなので、田植えや酒造りにも参加するんですよ。

 兎にも角にも、

田植に参加いたしました

 参加人数、なんと300人!平和さんの田植えイベントでの過去最大人数だそうです。参加料を払い、そして和歌山は海南、さらには蔵までの交通費をかけてまで田植えをしたい人が300人もいるわけですよ。さすが平和酒造さん。

開会式の柴田杜氏
山本社長

 お二方ともここ10年全くスタイルが変わっておりません。出張先に腹筋ローラー、ランニングシューズを持っていく山本社長はking of ストイック。ここ10年で10キロ太ったわたくしと大違い。わたくしは旅先に酒と酒用グラスを持っていくことはあっても運動用具を持っていくことはありません。

そこはそれ。開会式、神事の後はいよいよ田植えです。

蔵にほど近い自社田園。

 快晴すぎず、雨もふらず、絶好の田植え日和でした。

1時間ほどせっせと植えます。
こんなんでました。

 間が空き過ぎているところ等、後で蔵の方が補修してくださいます。
 田植えイベントってお手伝いではまったくなく、寧ろこのための準備に時間もお金もかけてくださっており、蔵側としては大赤字のイベントなのだと思い升。ですが、植えたお子様はご飯が好きになるでしょうし、大人になったら日本酒呑んでみたいと思うようになると思いますし、参加された方はより紀土が好きになります。娘が植えた米でできた酒かとそのご両親も呑みたくなるだろうしと、ファンがねずみ算式に増えていくイベントだなと参加する度に思わされるのでした。

 さて、労働の後はいよいよ乾杯!「あとちょっとしたら乾杯ですね」と田植えしながら言い、周囲の人に苦笑いされた女がいたとかいないとか。

お昼ご飯はカレー

 カレーは東京にある平和どぶろく醸造所さんで出されているどぶろくカレーでした。こくとスパイス感にほんのり甘みがあり、美味しゅうございました。通常のお米と山田錦両方を盛ってくださってご機嫌。上の粒だったものが山田錦です。歯を押し返すようなぷりっとした歯ごたえ、噛むとほんのりあまみが広がり、これがしゃりの鮨を食べてみたいなと妄想。まあ、まとまらないから握るのが難しいでしょうが。

 そこはそれ。

 呑みますよ!

各種紀土、リキュールを呑むことができます。
あがらの純米大吟醸も

 カレーには赤紀土があうわとか言いながら、ほぼ全種類をぐいぐい。

 そう呑んだ後は午後の部となります。午後の部はビール醸造所、日本酒蔵、畑の見学の後にBBQという構成です。

まずはビール醸造所で高木さんと乾杯。
こちらの醸造機で仕込んだものをいただきました

 お値段50万円!やすっ。米国等ではこちらを家におき、自家醸造されるかたがいらっしゃるんだとか。日本では酒税法があるのでお縄になるのでできないのが残念。
 いや、まあ、ですが、、、日本酒もおビアも醸す人が大事。この設備で仕込んだおビアも正式醸造用の設備で造られたおビアと遜色なく絶品だったのですが、それは高木さんが仕込んだからで。。。素人が作ったらまずい麦汁ができ、かつお腹を壊すだけなんですよ。。。

次なる会場では蔵人グランプリ

 各蔵人が仕込んだお酒を誰が作ったかはブラインドで呑み、気に入ったお酒に投票するというもの。

蔵人歴が短い方は純米クラス、長い方は純吟、純米大吟醸となるので蔵人名が書かれていなくても、ある程度予想はできるのです

なので、どれが美味しいと味わうもよし、どのお酒をどなたが造ったか当てようとするのも楽しいのです。あの方はこういうお酒が好きそうだから、むむ、などと推測しながら呑みます。

ええ、もちろんてんで当たりませんでした。

田村さんによる日本酒蔵案内

 お米、仕込みについてうかがいつつ、前の席に座ったお姉さんが謙信きき酒マラソンのTシャツを着ているので気になって仕方がない。わたしも参加しましたよ!っと声をかけたくなるのをぐっと堪えて。
 お米違いの呑み比べをさせていただいた後は、

柚子畑へ

 先日の大雨で冠水してしまった畑は復旧作業中でした。

こんな木の上までゴミが

 地面も土だったのが砂地になってしまっておりました。

氾濫したという川の土手が結構高い

 これを越え、さらに木の上まで来たって改めて恐ろしいと思いました。梅雨、台風の季節は始まったばかりなので、復旧が終わったと思ったらまた被害にということにならないことを祈ります。台風よそれろ!

梅酒大好き荒瀬さんによる熱い梅酒解説

 鶴梅誕生のいきさつ等をお話いただきました。いや~流れるようなトークで凄いなと思わされました。

 っと午前中田植え、午後は畑や酒造りの現場、はたまた蔵人さんたちと交流を深め、平和酒造さんへの敬意と愛を深め、呑みたいという気持ちを高めた後、いよいよしこたま酒が呑めるBBQです。

平和クラフトで乾杯!

山椒エールをいただきました。山椒の香りが爽やかで、これは焼鳥が食べたくなりますし、

秋刀魚との相性も抜群。

 テーブル分けとかされていないので、テーブル、焼き台の確保ができず、しばし秋刀魚をもってうろうろ。

人気の丸田屋らーめんを柴田杜氏が作る

 湯切り姿も素敵で(写真が伝わらない後ろ姿ですみません)ありました。仕込み水で茹で、スープを作り、こんな贅沢な和歌山らーめんがあるでしょうか!これは食べねば、っと興奮しつつも、〆にしよう、とりあえず秋刀魚を焼こうとうろちょろしたり酒を呑んだり、蔵人グランプリの酒を呑んだりしているうちに売り切れておりました。ぎゃふん。

無事、秋刀魚を食べることができました。美味しいわ~。

和歌山で秋刀魚?と思われるかもしれませんが、灰干し秋刀魚、秋刀魚鮨は和歌山名物なのであります。

山椒エールとも合うし、からくち紀土と合わせてもご機嫌。

ご機嫌すぎて地面が、、、
色々呑ませていただきました

参加者さんとの交流も楽しかったです。

キミノーカさんのジェラード

甘いの苦手ですが、甘すぎないのでこちらなら食べられる。といいますか、美味しゅうございました。お味は、、、えー。。。ベリーと日本酒かしら。。。違う?

兎にも角にも、平和酒造の皆さん色々とご準備いただきありがとうございました。とても素敵な一日となりました。

海南駅への帰りのタクシー

19時過ぎなのに夕陽が綺麗でした。


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