香月恵介@シブヤピクセルアート
香月恵介が9月15日(金)より渋谷・原宿周辺の複数会場で開催されるシブヤピクセルアートのメイン展「HAKKO X(発光/発酵展)」に参加します。
アートフェア東京2023で展示した3600 Colors シリーズから数点と、カーソル作品を出展する予定です。
香月恵介
2016年 東京造形大学大学院 造形研究科美術専攻領域 修了
画像を成り立たせるピクセルと色情報、絵画を成り立たせるメディウムの存在、視ることを可能にする光の存在。適度にバランスされ、現代人が意識することも、疑うこともないそれらの要素をコントロールし、視覚の曖昧さについて問いかけるような作品を制作。
シブヤピクセルアート ー 世界最大級の「ピクセルアートの祭典」
シブヤピクセルアートは、渋谷周辺の9つの会場で開催されます。
街歩きの体験がイベントの一側面であることが分かります。
渋谷は様々なカルチャーによって形成される街であると世界中の人々が認識し訪れているわけですが、その一方で渋谷のドット絵といえば、フランスのストリートアーティスト、インベーダー(Invader)による「鉄腕アトム」の壁画が、渋谷区によって2022年6月に撤去される事態も発生しています。
シブヤピクセルアートは、区の基本構想にある「新たな文化を生みつづける街/エンターテイメントシティ」の実現を推進し、「シブヤをもっと楽しく、もっと集まりたくなる場所にするための、象徴的なイベントになれば」と、2017年の第1回から毎年イベントを開催。2025年には「ピクセルアート」の保存、研究、展示を目的とする「SHIBUYA PIXEL ART MUSEUM」を構想しています。
ミュージアムができれば、ストリート、カルチャーに対する行政判断の前の議論の場としても機能することができるのかなと思い、実現してほしいなと思いました。
今年のテーマは「HAKKO」
メイン会場となるUNKNOWN HARAJUKUでは、16名のアーティストによるHAKKO X(発光/発酵展)が開催されます。
香月恵介の作品もこちらに展示されます。
会場:UNKNOWN HARAJUKU
場所:東京都渋谷区神宮前6-5-3
会期:9/15 - 9/24 | 11:00-20:00
※最終日のみ19:00まで
入場:無料
レセプション:9/18(月・祝)16:00-20:00
香月にとってピクセルとは
3600 Colorsシリーズ / 香月恵介
香月が本展に出展予定の3600 Colorsシリーズは、現代の光の絵画化という作家の探求を同一フォーマットでシリーズ化した作品です。様々なインターネット上のデジタル画像がモチーフとして選ばれ、いずれも再現性の高い描写を実現していますが、全て縦60 × 横60列、合計3600の絵具のピクセルで描かれているのが特徴です。
cursor WIN95 / 香月恵介
カーソルシリーズは、本来デジタル上に存在する Windows のカーソルを具現化した作品です。Windows95 というエポックなシステムから、カーソル・ハンド・砂時計の3タイプを制作しています 。 作家が一点ずつ制作するにもかかわらずエディション制を採用している点が、香月が自ら構築したユニークな制作システムを反映しています 。
シブヤピクセルアート
HAKKO X(発光/発酵展)
会場:UNKNOWN HARAJUKU
場所:東京都渋谷区神宮前6-5-3
会期:9/15 - 9/24 | 11:00-20:00
※最終日のみ19:00まで
入場:無料
レセプション:9/18(月・祝)16:00-20:00