サステナビリティは身の回りにある
年明けに苦しんだ目の感染。数日粘ったものの耐え切れず、処方された目薬を差したら、寝起きに目のかわきやまぶしさが急増。
目薬は抗生物質入り。目にも常在菌がいるとしたら、抗生物質によって常在菌が減り、それが目の異変につながったかもしれないと調査開始。
そこで見つけたのが米国の国立眼科研究所が2年前に発表した研究。
目にも免疫機能の一部を担う常在菌が生息していることが動物実験で確認されていました。
Eye microbiome trains immune cells to fend off pathogens in mice
これはネズミによる実験だし、これだけで今回の目の異変は説明しきれないだろうけど無関係ではなさそう。
腸内細菌が免疫の一部を担っているのは広く知られた事実。
口の中にも細菌がいて、口腔内の免疫の一部を担ってくれている。
だから甘いものを食べすぎて悪玉菌が優勢になると、虫歯や歯肉炎になりやすくなる(直接的な要因になっているかは確認要)
そして今回知ったのが目の常在菌。
おそらく耳や鼻も、というか全身がなんらかの常在菌で覆われている。
彼らは有害なものではなく、むしろ人間と細菌は相互依存の関係。
彼らと上手に付き合うことが丈夫な身体を作る。
エコバッグやごみの分別は地球規模のサステナブルだけど、身体を覆う細菌たちと上手に付き合うこともサステナブル。むしろこの細菌たちとの付き合いの先に地球規模のサステナブルがある。
マイスウォッシュの利用を控えたり、過度な消毒を止めるなど、サステナブル・ライフのきっかけはいくらでもあるんじゃないかなと、目のかわきに苦しみながら考えていました。
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