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<40代からの米国デザイン留学> イノベーションをプロデュースするためのデザインマネジ…

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<40代からの米国デザイン留学> イノベーションをプロデュースするためのデザインマネジメントを体系的に学ぶため、40代で思い立ち米国留学にチャレンジ。イリノイ工科大学デザインスクール(Masrer of Design Methods)に在学中。日々の気づきを備忘したいと思います。

最近の記事

デザイン思考とは何か (振り返り)

気づくと、前回の備忘から早くも1ヶ月が経ってしまいました。。 私事ながら、ID (イリノイ工科大学デザインスクール)を卒業して、8月に無事帰国いたしました。この1ヶ月は、2週間の成田での隔離生活の後、東京に移動して新居探し、新たに取り組むべきことについてのリサーチなどをしています。 ちょっと備忘し忘れていたのですが、ID (イリノイ工科大学デザインスクール) の学生たちの1年間の成果物 (Artifact)を展示しているサイトがあります。問題解決を意識したものから少しアート

    • デザインとは何か (振り返り)

      はじめに、備忘しておきたかったアメリカのイベントがあります。7/4の独立記念日 (Independence Day)です。 独立記念日とは、アメリカが、大英帝国 (イギリス) の植民地支配から独立した日なのであります。少しアメリカ史を振り返りますと、アメリカとは、コンサバなキリスト教のカトリック (Ex. 離婚は禁止) が主流だった大英帝国から、宗教的な自由を求めたプロテスタントのピューリタン (清教徒) たちがアメリカ大陸に渡り、そして開拓を始めたのが国としてのスタートです

      • スペキュラティブデザインとは

        前回の更新から、ふと気づくと既に2ヶ月が経っている。。私は一体何をしていたのか。USで依然続くCovid-19の隔離生活の中、引き篭もって好きなことをして過ごして来たわけですが、非常に時の経過が速い。。 ID (イリノイ工科大学デザインスクール)の春学期は、5/8に全日程が終了しており、実は2020年春の卒業生に対しては、既に卒業式が行われました。つまり、私は MDM (Master of Design Methods)を無事卒業し、修士学位を手にした訳です。 ただ卒業式は、

        • 個人主義と集団主義

          1/20からスタートしたID (イリノイ工科大学デザインスクール)の春学期は、5/8に全日程が終了し、早くも夏休みに突入しています。 めちゃくちゃ疲れたので、体力の回復を優先させて、なるべく何もしないようにしています。しかし、頭がワーカーホーリックな状態になっているので、疲れているにも拘らず、つい何かを探して作業してしまう。。一回ギアを落としたいので、とりあえずU-nextで映画やアニメなどをひたすら見ている生活です。(しかし、逆に返り打ちに遭い、キングダムが面白くて止まらな

        デザイン思考とは何か (振り返り)

          デザインスクールの履修科目 (2020春学期後半)

          USでコロナ非常事態宣言が発令された3月中旬から、ID (イリノイ工科大学デザインスクール)の授業は全てオンラインに移行されました。もう既に5月となり、この2ヶ月間全く備忘ログの記録ができませんでした、忙し過ぎて。。 オンラインに移行してから気づいたのは、私は人とのとりとめもない会話や相談から、情報収集や意思決定を助けられているということです。オンラインになって、逆に集中できるようになった効率が上がったという人もいますが、私は逆のタイプのようです。人と様々なエナジーの交換がで

          デザインスクールの履修科目 (2020春学期後半)

          なぜ変化への柔軟性は難しいのか

          ID (イリノイ工科大学デザインスクール) 春学期の前半が終了しました。ひたすら来た球を打ち返し続ける日々はあっという間に過ぎてしまいます。この一週間は束の間の春休みなのですが、完全に消化できていない授業もあるので、復習などに充てています。 ちなみに先週金曜日に、USもコロナウィルスの非常事態宣言が発令され、事態の収束がない限り、今後の授業は全てオンラインで実施されることになりました。(音声が悪くて聞こえにくい上に、コラボワークをどうやってやるんだよという感じです。。) また

          なぜ変化への柔軟性は難しいのか

          デザインスクールの履修科目 (2020春学期前半)

          早くも3月に入り、ID (イリノイ工科大学デザインスクール)の春学期は前半を終えようとしています。。備忘をしたい学び事項が多くのあるのですが、時間が無さ過ぎます。。週6科目を取っているので、肉体の限界にチャレンジし続けている状態です。ネイティブは、プライベートと勉強を両立したい人が多く、5科目でセーブしているのに、純ドメの私がなぜか6科目も取って欲張っている。デザインスクールは興味深い科目が多く、さらに本当は7科目取りたかったのですが、断腸の思いで6科目に押さえ込んでいるので

          デザインスクールの履修科目 (2020春学期前半)

          デザインのビジネス活用とは (Design Capability)

           ID (イリノイ工科大学デザインスクール) は、1/21から春学期に入りました。大学時代以来の、貴重な長い1ヶ月にも及ぶ冬休みはついに終わり、シーズン2のスタートです。 ところが、、日本からアメリカに戻って直ぐに風邪を引いてしまい、3週間近く鼻水と咳に苦しんでいました。極度に乾燥した気候なので、油断すると直ぐに喉をやられてしまうのです。Amazonで加湿器を2台購入し、家でも学校のデスクでもフル稼働させているのですが、授業が始まりストレスがかかるので、なかなか治らない。。マ

          デザインのビジネス活用とは (Design Capability)

          アイデア創出プロセス (IDEATION) 後半

          実は、"Build to Think" は、思考をドライブ (刺激) することで、アイデアを創出していくという重要な役割を担っています。試作によって創り出されたTangible な(目に見える) 変化は、頭で考えているだけでは気づき得ないアイデアをもたらすのです。 しかし、そもそも思考をドライブするとは、どういうことを意味するのでしょうか? 以前の備忘ログで、Framing (フレーミング) という言葉を使いました。これは、人が何らかの風景や対象を見ている時、その人からどの

          アイデア創出プロセス (IDEATION) 後半

          アイデア創出プロセス (IDEATION) 前半

          以前の備忘ログでも触れましたが、ID (イリノイ工科大学デザインスクール) には、以下4つの学科があります。 -① Master of Design (MDes) : 専門職としてのデザイナーを目指すプログラム (2年) *サービスデザイナー / UX (インタラクション) デザイナー / プロダクトデザイナー など *デザインバックグランド (グラフィック / インテリア / プロダクト/ UX (インタラクション) / デザインリサーチ / 建築などの経験) があり

          アイデア創出プロセス (IDEATION) 前半

          英語力の強化 (留学冬休み)

          ID (イリノイ工科大学デザインスクール) の秋学期が12/6に終了してから、大学院は冬休みに入っています。2020年の春学期は1/15からスタートするので、学生にとっては丸々1ヶ月が休みです。こんなに自由で長い冬休みは、なんて久しぶりだろうか、大学時代以来です。学生達は思い思いの時間を過ごすことになりますが、自国に帰る人、旅に行く人、アメリカにいる家族や親戚の家に行く人、USの自宅でそのまま年越しをする人など様々です。 さて、私はこの1ヶ月何をして過ごそうかとじっくり考えま

          英語力の強化 (留学冬休み)

          デザインマネジメントの意義

          ID (イリノイ工科大学デザインスクール) では、12月6日に秋学期の全授業が終了しました。その日の夕方から学期の打ち上げパーティが行われ、多くの生徒が参加しました。この秋で卒業し現場に戻っていく人たちもおり、大学院生活の労をねぎらい合いました。他の学校はよく分からないのですが、IDがちょっと粋だと感じるのは、このパーティー費用を学校が全額負担してくれることです。その他にも、定期的なコーヒーブレークや朝食会など、生徒同士のチームワークを活性化するための催しが数多くあります。

          デザインマネジメントの意義

          なぜイノベーションに多様性が大切なのか

          11月に入りました。シカゴは冬は突入しつつあり、10/31に早くも初雪が降りました。 ・・・というイントロを書いていたら、本日は12月5日で、秋学期の最後の授業が終わってしまいました。学校 (イリノイ工科大学デザインスクール) の秋学期が始まった8月12日から、怒涛の4ヶ月でしたが、とりあえずの一区切りです。今日は最終授業のクラスメートと、軽く乾杯をしてきました。シカゴで最も高い高層ビル (ジョン・ハンコック・センター) の、展望レストランで乾杯です。プライスも最高で、ビー

          なぜイノベーションに多様性が大切なのか

          デザインプロセスにおける成長カーブ

          デザインスクールの秋学期は後半に入り、私は現在6科目/週を履修しています。一般的にアメリカの大学院では、週5科目がマネージできる最大量と言われている中、6科目を選択しているため、寝ている以外は常に何らかの作業をしている状態です。しかし、この一年は勉強にコミットすると決めているので、合宿だと思ってひたすら走り続けています。風邪を引くと、ピットインを余儀なくされるので、とにかく耐久レースが滞らないように、体力の温存には最大限の注意を払っています。 それにしても、やはり日本人 (

          デザインプロセスにおける成長カーブ

          デザインスクールの履修科目 (2019秋学期)

          秋学期の前半戦が終わりました (8月中旬から約1.5ヶ月)。今週の一週間は中休みです。宿題があるので完全には気を抜くことができませんが、少しは自由な時間が取れそうです。なので週末の金曜日はインド人の学友宅でビールとウィスキー、シーシャ (水タバコ: なぜ大きな器具がアメリカのアパートにあるのか?)を嗜みながら、語り合って来ました。どこからともなく現れたインド人の計4名に囲まれてワイガヤです。いつも思っているのですが、インド人は本当におしゃべりが大好きです。宿題よりもおしゃべり

          デザインスクールの履修科目 (2019秋学期)

          なぜ日本ではイノベーションが起きにくいのか

          イリノイ工科大学に来て、8/12のオリエンテーションWeekから早くも1ヶ月が過ぎました。現状、寝てる以外は毎日の宿題を一つ一つこなすのに精一杯で、個人的なプラスαの勉強やシカゴ観光などの学生ライフをエンジョイする余力がありません。しかしながら、そもそも大学院とはそういう所なのかもしれません。広告代理店時代と比べて、実は毎日のスケジュールに追われながら夜遅くまで資料を作っている状況はほとんど変わっていないかもと思ったりします。クライアントが教授に変わっただけで、宿題を頂いて提

          なぜ日本ではイノベーションが起きにくいのか