200本目の投稿、だったらしい…

昨日の投稿、なんと200回目だったようです。 2021年12月に始めてから、2年と9ヶ月ほど。 我ながら、続いているものです。 実は150週連続投稿が近いことは意識していたのですが、まさか本数がこんなに多かったとは。 創作を中心に、最近は自由な文体で好きに書いている「雑文」なども交えて、それでも200本、驚きです。 以前より述べている通り、時間が取れない中、執筆を継続するのも厳しいと思うこともありますが、今後も「ボチボチ」でも書いていきたいですね。 いつもお読みいただ

その窓ガラス

　兵藤は、子供の頃から病弱だった。しかし今年に入り、さらに体調が悪い日が続いたので、病院へ通うも原因がわからないと言われ、そうこうすると住んでいるアパートが区画整理で立ち退きとなり、たまたま病院を出てすぐにチラシをもらったアパートが破格の家賃だったこともあり、引っ越すことにした。 　新しい住居は、家賃の割に快適で、広さも清潔さも十分だった。１つしかない窓からは、道路や周囲の家、集合住宅が見えた。コンビニや店舗は少し遠かったが、元より病弱でネット宅配に依存する生活なので、あま

やや眠い土曜日。 今日、明日はnoteに執筆の時間が取れません。 今週末は創作も雑文もお休みです。 では。

おう

「おう！」 　タケヒロが声をかけた。 「おう！」 　シゲルが応えた。 「えー」 　ノリコが不満を声にした。 「えー」 　ユリは喜びの声を上げた。 「シー」 　シオリは寝静まった娘を前に夫に言った。 「シー」 　アイカはトイレで長男に尿を出すよう促した。 「いい」 　マッサージを受けたナツミが思わず声を出した。 「いい」 　息子がもう１つお菓子を食べたそうなのを見て、サトミが答えた。 「わい」 　ユキヒロは、落とし物を拾った人に自分のものと主張した。 「わーい」 　タツ

使える「おまじない」

　苦手なことが多く、若干神経質と自覚している井上は、同僚の紹介で会った占い師に、様々な場面で使えるおまじないを教えましょう、と言われ、そのまま話を聞くことにした。 「昔から『人』という字を３回手に書いて飲むと緊張しないって言われますよね？」 　井上が頷くと、占い師はもっともらしく言った。 「これから、私があなたに魔法をかけます。一種の暗示です」 　そう言うと、両手で何か念を送るような仕草をして、最後に「ハッ」と大声を出した。 「あなたは、これから克服したい何かがある時、手のひ

双子の兄が

「ちょっと。一昨日の夜、どこにいた？」 　付き合って３ヶ月になる麻由佳は、怖い目で睨みながら和真を問い詰める。 「な、え？　仕事が遅くて残業って言わなかったか？」 「あのね。写真、あるの」 　麻由佳が差し出したスマホには、和真が先週知り合った別の女性と肩を並べて笑っている姿が映し出されていた。 「…いや、おかしいな。いや、おかしい…」 　しどろもどろになって、しかし咄嗟に和真は答えた。 「あ、お前さ、これ俺の双子の兄貴じゃね？」 「え？」 　想定外の回答に戸惑った麻由佳は、怪

【雑文】 思考ループ

こんにちは。暑いですね。 私の場合、良くある悩み？として思考のループがあります。 プライベートでも、仕事でも、些細なことでも、ある課題や問題に対して、考えがまとまらず、それどころか問題がケースごとに枝分かれして、それぞれのパターンに対する解決策や最善の策が見つからず、一旦保留にして別のパターンを考えてもそちらも行き詰まり、結局、最初の課題は解決せず、「悩み」や「考えること」が増える、といった具合です。 もっと楽に生きられたら、と思うのですが、真面目さもあるでしょうし、「こ

夏が来る、などと言っていたらもう8月。早いですね。皆さん体調管理にはお気をつけください！

【雑文】 最適化しないの？

Wow、プチ体調不良から、多めの睡眠を経て、大事に至らずに復帰途上の与井です。ただの披露回復とも言います。 みなさん、日常生活で、ちょっとしたシーンでも最適化を心がけていますか？ 何のことかと言うと、例えば歩く時、通路や道路が狭いのに向こうから人が来ます。しかも相手は２人横並びで、私とすれ違えません。このままいけば衝突します。ぶつかって、相手と「入れ替わってる！？」というアニメ映画のような状況になることはごく稀で、普通は「痛い」「なぜこうなった」と悔やむだけで、多くはその

日曜も夕方になりました。 今日は午前中、急遽仕事のようなことをしたり、昼からは外出したり、美味しいものを食べて、自然の中を歩いたり、なんかあっという間でしたが、良い1日でした。

カラダの味

「人間は汗や尿、涙だけでなく、爪や毛も体の中で不要な物質を外に出す役割があります」 　その女性は、もっともらしく、静かな口調で説明した。 「体内で余分な物質は、様々な形で体の外に排出されますが、私共の新製品では、この機能を応用しました」 　そう言うと、何やら瓶詰めの薬品を取り出した。 「こちら、従来の薬品の概念から離れた製品のため、特別な認可等は不要でした。お買い求め頂いた日からすぐにお飲みいただけます」 　怪しさ満開だが、説明を要約するとこうだ。人間にとって不要な物質を爪や

今週はフィクションも雑文もお休み。 私は元気で、今週末は旅に出ておりました。 仕事の方も、お休みの方も、良い週末を！