憧れた大手企業の看板は本当に大切にするべきものだろうか
独立準備の佳境、自分のお店がオープンすることが現実味を帯びてきました。
出ていくお金の大きさに脳みそがバグってきてる昨今皆様ご機嫌いかがでしょうか?
今回の話はかつて大手企業に所属した話がひょんなことからフラッシュバックしたことがあり少し触れておきたいと思いタイピングしております。
僕は転職で知名度抜群の企業(以下Z社とします)に入社して1年たたずに辞めた過去があります、細かい話は過去記事でもご覧いただけると幸いです。
今は正直経験として学ぶことはあったとしても失敗だったと思っていますが、当時はまさか自分がZ社のような企業からオファーを頂けるなんて思ってもなかったのですっかり舞い上がってしまいました。
同じ時期転職活動をしていた上司も知名度抜群の大企業に転職が決まり「新卒の時には見向きもされなかった会社なのに経験を積んだらチャンスはあるんだな」なんてしみじみ語っていたことなんかもありZ社の看板の大きさと自分のキャリアを重ねて嬉しく思っていたものです。
Z社で何をしてどんなキャリアを積み上げていくのかも大して深堀もせず僕はただ舞い上がって愛想を尽かした会社との決別を待ち焦がれていたのです。
Z社の中にいたときも中にいた人たちは少なからず会社の看板に誇りを持っていたと思います。
「前の仕事はそうでもZ社の基準じゃ甘いから」
「Z社から転職する前に結婚相手見つけたい」
「Z社は残業も福利厚生もちゃんとしてる、中小とは違う」
そんな言葉が聞こえてきたものです。
実際の中身は僕にとって、というか大半の転職組にとってそんなにフィットするものではなく半年もたたないうちに20%を超えるメンバーが離れていきました。
もちろん誰にとってもよくない場所ということではありません、Z社を批判したくて記事を書いているわけではないので詳細は割愛します。
それでも大きな会社の看板って信用や憧れがきっとある。
時は流れて今の僕。
会社員をやめて背景のない一匹狼です。
少し前に規模の大きな取引の話が無事まとまった時の話。
取引相手の方が気を遣って僕のことを廻りに紹介してくださったのですがその時にこんなこと風に僕は紹介されたことが
「YohKさんってZ社出身なんですよー」
正直なんともいえない気持ちでした、かつて僕自身も誇らしくいっていたはずなのに身体を風がすり抜けるような虚しさ。
悪気がない、むしろ売り込んでくれたのはわかっています。
終わってみれば大手企業の看板は空虚な泡沫の夢でした。
大手企業の看板は眩しいものです、もし僕のように関わり方をする機会があったら眩しさにサングラスをかけてそこにいる等身大の自分を見つけることはとても大切だと思います。
どうか一般的なステータスよりオンリーワンの素晴らしい道が貴方の前に開けていくことを願うばかりです。
それでは皆様も良き人生を
YohK
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