SUNNSの目指すもの④「インバウンド」
白馬修行時代
「自分で全て習得したい」という願望のもと、空いている時間を使い、予約業務やレストラン業務、営業の方から色々教わり、満を持して退社、自身の宿泊施設を建てるべく一旦東京に戻ることになった。
もちろんこの時はお金はないものの、「どう建てるか」を知らない状態だったにも関わらず、「ホテル王に俺はなる」とルフィ的な事を豪語していた。
そんな最中、とある関係でであったオーストラリア人のおじさんが「you面白いね」と某氏のようなノリで、「白馬にホテル持ってるから預かってよ」となり、晴れて支配人として40部屋、レストラン、バー、テナント4件のホテルをさせていただく事になった。
白馬のホテルは対象はオーストラリア人がメインの99%インバウンドゲスト、スタッフもほぼ外国人というホテルであった。全ての業務が英語で行われた。
日本屈指の豪雪地帯で、毎日のように雪かきに追われる。温泉もあるので温泉の管理や、劣化した設備の管理など裏方業務も日本人があまりいないため僕の仕事であった。
「2020年のオリンピックを視野に、2018年までに民泊以上の施設ができなかった場合、地元東京に戻り、オリンピックを迎える」とルールを決めていた僕は、2018年を迎え、いざ東京に戻ることとなる。
ライフスタイルホテルというカテゴリーは現在は定着したが、当時はまだなかった。「宿泊x地域特性のα」という価値作りに興味を持ち、ホテル開発の分野に足を踏み入れていくのだった。
オペレーション全般、施設マネジメント、インバウンド集客、を学んだ木村成年、地域振興やホテル開発の分野で新たな修行が始まる。
追記
一概に「インバウンド」というが、相手は人である為、ペルソナ設定をし、どこの国のどんな人に来て欲しい、まで明確にするべきだ。ベトナムの人にウケるサービスと、タイの人にウケるサービス、もちろんヨーロッパの中でも違う。「インバウンドのペルソナ設定」をやってみてほしい。
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