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自家用に絨毯を作った話

今年は元日から震災、津波、航空機事故と立て続けに災害や事故が発生してお正月らしい雰囲気もどこかに飛んで行ってしまいました。
事故に遭われた方、今なお、各地で避難されておられる方々にお見舞い申し上げます。

我が家も昨年末に両親を介護施設に入居させることになり、今年の正月は久しぶりに夫婦二人でさびしい正月を過ごす事と思っていたら、息子がインフルエンザにり患し、年末年始スキーの予定が狂ったらしく急遽親子三人の正月になりました。「禍福はあざなえる縄のごとし」と言うか、いやいやインフルの症状が軽く済んだおかげですよね。

住む人が減った家は急に広く感じ、また、実際にも部屋は寒くなるので
いままでリビングに敷いていた(東りの実用的な)カーペットを食堂に移しました。これだけですこし足元の冷たさが和らいだ心地がします。

今年の秋までに大きいものを一枚、今年は流氷を描こうと3mX2mの基布を用意していたのですが、それ用に各色の糸も用意する必要がありまだ手を付けていませんでした。

糸と言えば、タフティングを始めたころにヤフオクで落札した毛糸の中には細くて使いにくいものや逆に太すぎたり、一つの色としてみると量が足りなかったりと、在庫がどんどん膨れ上がってきています。

食堂に提供したカーペットに代えて、リビング用に自分で作ってみたら良いではないか!!

昨年の秋も(これは忙しさにかまけてNOTEに書かなかった)盛岡歴史文化館に招かれてタフティングワークショップを行った際のアイデアを踏襲しようと思いました。


準備中のブース、


ワークショップ成果

今年度は、参加者にひとりワンブロックを埋めてもらおうと、それぞれ好きな色で体験して頂きました。
密度のばらつきはありましたが、面白い出来栄えだと思いませんか??

これを踏襲して、10cm四方をワンブロックにして、そこを手持ちの糸を最大限活用して、というか、新しい糸を買わずに(笑)埋めていきましょうと思った次第です。


製作途中

と言うことで早速始めました。 冬が終わる前に使いたい。
大きい!!   上下と両脇に余裕を持たせるので180cm X 280cm 、10cm四方なのでおおよそ500ブロックになります。昨年「月山」を作ったときはそれほど大きいとは思わなかったのですが、単純に埋めていく作業はなかなか大変でした。また、糸もいちいち解いてから使わないとフィードが止まるのでこれも面倒。

実際にやってみると、細い糸は、ついラインとラインの間を詰めてしまって結構固くなってしまうのに対して太い糸は間が開いて疎になってしまいました。色は、すこしパズルの要素も入れて規則性を意識しながら決めていきます。「リフレクション」と名付けましたが果たしてわかってもらえるでしょうか。


製作途中2


打ち込み完了

打ち込み完了です。あとは、バッキングクロスを貼り付けて仕上げをするだけ。あると思っていたバッキングクロスは実際には2mX2mの物だったので急遽発注して届き次第続きをやる予定。実際に使ってみて糸による耐久性の違いとかも判ると思うので、それも楽しみですし、なによりも明るくて暖かそう なので早く使ってみたいです。また、65Lバックルコンテナに6箱有った糸の在庫は4箱にまで減少、使いにくい細い糸などが有効活用できた形になります。材料費としては基布+バッキングクロスで12000円程度、最後の最後に色糸が不足したので試しにダイソーのアクリル毛糸を何種類か試したので1500円ほど。合計で直接的な持ち出しは15000円未満で済みました。作業時間はほぼひと月、毎日6時間くらい真面目にやっていたので180時間ほどでしょうか。高いか安いか、評価は使ってみてのお楽しみです。

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