
プレゼンは、説明するな ~ テレビ番組やYoutubeを参考にあなたのプレゼンを改善!
株式会社東風社 https://www.tofusha.co.jp/
代表取締役 幸本陽平

※この経営コラムは、弊社が提供する「プレゼンテーション研修」の一部を抜粋したものです。
プレゼンは、説明するな
プレゼンテーションは「説明」や「紹介」ではありません。
聴衆の心を動かし、さらに行動してもらうこと。
それがプレゼンテーションの目的です。
そこで参考になるのがテレビの通販番組やバラエティ番組、Youtubeなどです。
それらは「見てもらう」「飽きさせない」「興味を持たせる」ために、さまざまな工夫を取り入れています。
そういった様々な工夫を、あなたのプレゼンテーションにも取り入れてみましょう。
1. 見てもらうには
① 視覚的インパクト
見た目のインパクトでひきつけます。
テレビ番組では色鮮やかな字幕やテロップ、効果音などを使います。
YouTubeでは、目を引くサムネイル画像を設置したり、動画冒頭にインパクトのある場面を紹介したりして、「なんだろう」と見たくなるよう設計します。
あなたのプレゼン資料にも視覚的インパクトを持たせましょう。
② 簡潔なメッセージ
重要な情報、興味を引く言葉を先に出します。
動画の視聴者=プレゼンの聴衆は、長々と説明されたら集中力が続きません。
テレビの「特別価格!」「期間限定!」「この後驚きの展開が!」のように、インパクトのあるメッセージで聴衆を引き付けます。
③ ターゲット層を明確にし、共感を得る
「自分のことだ、わかる」と思ってもらいます。
通販番組では「こんな悩みはありませんか?夜中に何度もトイレに起きてしまう…」など、「自分のことだ!」と思うシーンがあります。
プレゼンでも、「自分に関係ある、しっかり聞かないと」と思わせることが重要です。
2. 飽きさせないためには
① テンポの良さ
情報を細かく分けて、視聴者=プレゼンの聴衆が飽きないようにします。
たとえば、こまめに「ユーザーの声」「実演デモ」などを挟み込みます。
特に聴衆の気持ちを引き付けるには、一方通行の説明や同じ話の連続にならないよう注意します。
② 笑い、サプライズ、予想外の展開
プレゼンにメリハリがつくよう、笑いや驚きを提供します。
「緊張と緩和」のように、ギャップを演出します。
一本調子にならないよう、アクセントをつけます。
ただし、笑いや驚きの提供が最優先事項になってしまわないよう注意しましょう。
③ 双方向性
一方通行にならないよう、聴衆とやり取りします。
通販では「ただいま電話がつながりにくくなっております」とライブ感を出したり、YouTubeではコメント欄を読み上げたりします。
同様に、プレゼンでも聴衆と質疑応答するなど、双方向性を持たせます。
3. 興味を持たせるには
① ストーリー
物語で印象に残します。
テレビで商品の開発秘話などが紹介されると、ただ機能を紹介するだけよりも印象に残ります。
「もっと見たい、聞きたい、続きが気になる」と思わせるストーリーを組み込みます。
② 数字
数字があると無意識に引き付けられます。
数字によって「どういう意味だろう」と興味を持たせたり、信頼性を高めたりすることができます。
「3つの理由」「10秒で分かる!」など、数字を有効に使います。
③ 話題性、希少性
「今だけ!」「これが話題!」などには興味が高まります。
人は「多数派から外れると損」という本能があります。
そのため「これが流行している」などと言われると、知っておこうとします。
また「本日限り」「限定10名」などの特別感・限定感がある希少性にも魅力を感じます。
そのためプレゼンでも「ここだけの話」などを取り入れると耳を傾けてくれます。
テレビやYoutubeを参考にしてみよう!
あなたもテレビ番組やYoutubeを見る際は、
「どのような工夫をして視聴者を引き付けようとしているのだろうか?」
という視点で見てみてください。
それがあなたのプレゼンテーションの向上にも役立つはずです。
※株式会社東風社が提供するプレゼンテーション研修の資料(カリキュラム)はこちらからダウンロードしてください。
株式会社東風社 https://www.tofusha.co.jp/
代表取締役 幸本陽平