Duet

大学4年生です。 感想等はこちらに→k39taga@gmail.com

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マガジン

  • Borderland Eng.ver

    The blog on the academic program held in and around Chiang Mai, Thailand.

  • Borderland【タイ・大学プログラムまとめ】

    先日参加した、タイで行われた大学のプログラムについてのブログ記事のまとめです。

  • ビー玉になった日【ルンド大学留学まとめ】

    10カ月間のスウェーデン・ルンド大学を拠点とした生活をもとにしたエッセイです。

  • パレスチナ旅行記まとめ

    パレスチナに旅行に行った際の体験を旅行記の形にして記録しています。

最近の記事

Borderland Eng.ver #3 (After the Program - Personal)

Improvement of EnglishThis is a very straightforward point. Since there were almost no Japanese in the program, and since it was an intensive program where we stayed together with other participants 24/7, I was able to use English much mor

    • Borderland Eng.ver #2 (After the Program - Academic)

      In the following, I will write rambling stuff I would like to write down after the program. I thought it would be easiest to divide them into academic and other personal matters, so I have categorized them as such. I was able to make my in

      • Borderland Eng.ver #1 (Program overview, motivations and goals)

        Hej! This is Yohei, thank you so much for your interest in my blogs. Since some of my non-Japanese speaking friends had told me that they were interested in my blogs, I decided to post English version for the first time (special thanks to D

        • Borderland #3 (プログラムを終えて—プライベート編)

          英語の上達これは非常にわかりやすいところです。プログラムにほとんど日本人がいなかった上、宿もともにして他の参加者と24時間一緒に過ごす集中的なプログラムだったため、なんだかんだ日本人としょっちゅうあっていたり一人の時間が長かったスウェーデンでの留学期間よりもかなりしっかりと英語を使いました。日常会話もそうですし、少し前までなら自信がなかったであろうアカデミックな会話や先生との1対1でのミーティングなども、適切な準備をすればそれなりに問題なくこなすことができるようになりました

        Borderland Eng.ver #3 (After the Program - Personal)

        • Borderland Eng.ver #2 (After the Program - Academic)

        • Borderland Eng.ver #1 (Program overview, motivations and goals)

        • Borderland #3 (プログラムを終えて—プライベート編)

        マガジン

        • Borderland Eng.ver
          3本
        • Borderland【タイ・大学プログラムまとめ】
          3本
        • ビー玉になった日【ルンド大学留学まとめ】
          5本
        • パレスチナ旅行記まとめ
          6本

        記事

          Borderland #2 (プログラムを終えて—アカデミック編)

          以下では、プログラムを終えての感想というか、書き留めておきたいことを書き連ねていきます。アカデミックなこととそれ以外のプライベートなことに分けるのが最もわかりやすいと思ったので、そのように分類しました。 自分の関心を具体化させることができた前述のプログラムを通じた目標の1つであった「興味関心を尖らせる」ことはかなり高い水準で達成できたと思います。これに関しては自分のResearch Proposalの要旨的な部分をそのまま引っ張ってくるのがわかりやすいと思うので、ここに引

          Borderland #2 (プログラムを終えて—アカデミック編)

          Borderland #1 (プログラムの概要・参加の動機と目標)

          こんにちは。大学学部4年の多賀です。7月いっぱいを使って、タイを開催地に行われたアカデミックなプログラムに参加してきました。学びと刺激に満ちた濃密な期間だったため、ぜひ文章に残しておきたいということで、ブログを書きます。 ブログの構成としては、最初にプログラムの概要と参加の動機・目標を紹介したあと、アカデミックな面とその他に分けて自分が得た刺激・学び・成長・変化・気づきについて書いていきたいと思います。また結局長くなってしまい、3回に分けての投稿になっていますが、よろしけ

          Borderland #1 (プログラムの概要・参加の動機と目標)

          ビー玉になった日⑤(振り返って/これから)

          10ヶ月を振り返ってこれで、ルンドを拠点とした僕の10ヶ月については大雑把にだけれど語り尽くしたと思う。ここで、改めて振り返って、10ヶ月の生活が僕にどのような変化をもたらしたのかをまとめておこうと思う。 「何者かであろう」と(以前よりも)しなくなった 何よりも、これが大きな変化だと思う。 実はこの表現を思いついて腹落ちしたのは留学から帰ってきたあとなのだけれど、その価値観の変化は留学中からゆっくりと起こっていたのだろう。 以前の僕は今より「何者かであろう」としていた

          ビー玉になった日⑤(振り返って/これから)

          ビー玉になった日④(春)

          春3月の末から4月の頭にかけては、去年まで本屋を一緒に運営していて当時アイルランドに留学中だった友人と一緒に少し長めの旅行に行った。僕に『シーシュポスの神話』を紹介してくれた友人だ。目指す先はモロッコのサハラ砂漠。ポルトガルやスペインを経由して、ジブラルタル海峡をフェリーで渡り、さらに夜行バスを乗り継いで一路内陸を目指すエキサイティングな旅だった。ラマダン中のモロッコは異国情緒に溢れていた。安いホステルをはしごする中で、いろいろな人や場所との出会いを経験した。一つ一つの出会い

          ビー玉になった日④(春)

          ビー玉になった日③(冬)

          冬11月20日にはじめて雪が降った。それが冬の到来のサインであったかのように、その後気温は急速に下がり、天気のすぐれない日が増え、日は目に見えて短くなっていった。留学前や初期に嫌というほど聞かされ、半ば脅されていた「北欧の冬」のはじまりだった。僕は他の多くの人がするように近所の薬局でビタミンDの錠剤を買って、だいたい毎朝飲んだ。冬に関する憂鬱な話題が友人との間で増えた。一方で、僕の精神的な状態はむしろ徐々に向上していた。不定愁訴にうまく対応できるようになったからというのもある

          ビー玉になった日③(冬)

          ビー玉になった日②(夏〜秋)

          留学中に起こった具体的なことについて、今改めて文章にまとめ直すのは容易なことではない。過去の経験の解釈は、今の自分の状態によってころころと変わるから、今僕が留学中に起こったことについて語ることは、それが起こった当時の新鮮さをすでに失っている(それは「留学前に考えていたこと」でも同じだ)。ある非日常的なイベントがほかを遥かに凌駕する衝撃を持っていたと考えることもできれば、逆に日々の些細な出来事こそが僕の変化のベースにあって、それこそがここで取り上げる価値があると考えることもでき

          ビー玉になった日②(夏〜秋)

          ビー玉になった日①(はじめに/留学前に考えていたこと)

          10ヶ月のスウェーデン・ルンドを拠点とした大学生活が終わった。「楽しかった」とか「大変だった」という一言ではまとめ切れない、たくさんのことが起こって、いろんなことを考え、いろんな感情を抱いた10ヶ月だった。もちろん、どんな人生でも一言でまとめられる10ヶ月なんてないと思う。10ヶ月というのは決して短くない期間であり、人がどのような人生を生きるにしても、何かしらの重要な変化が起こるには十分な期間だ。他の場所に留学した世界線の僕は、人生最大の運命的な出会いを果たしていたかもしれな

          ビー玉になった日①(はじめに/留学前に考えていたこと)

          パレスチナ旅行記 #6 「You are my habibi.」(最終回)

          こんにちは。ただいまスウェーデンの大学に留学中の大学3年生です。記事を開いていただきありがとうございます。 長かった連載も今回が最終回です。ここまで飽きずにお付き合いいただいた読者の方々、ありがとうございます。 最終回では、ムハンマド一家やパレスチナとの別れに加え、パレスチナから離れたあとに僕が経験した出来事や心情の変化についてまとめています。 パレスチナを離れても、僕にとってのパレスチナの経験は終わりません。ふとした瞬間に、パレスチナの地で僕が目にしたものや、聞いた声

          パレスチナ旅行記 #6 「You are my habibi.」(最終回)

          パレスチナ旅行記 #5 「Life is hard, but life is fun.」(全6回)

          こんにちは。ただいまスウェーデンの大学に留学中の大学3年生です。記事を開いていただきありがとうございます。 第5回記事では、2日目の夜にムハンマド宅で起こったあれやこれやを雑多に書き連ねていきます。 ヘブロンからの帰り道で、僕の感情は底を打ちました。大袈裟な言葉を使うようですが、絶望したと言っても言い過ぎではないくらい。 でも、その日が終わってみれば、眠りにつく瞬間を僕はとても幸せな気持ちで迎えることができたのです。 それは、精神の危機に寄り添ってくれた家族や友人がい

          パレスチナ旅行記 #5 「Life is hard, but life is fun.」(全6回)

          パレスチナ旅行記 #4 「俺のこと、信頼してないんだろ」(全6回)

          こんにちは。ただいまスウェーデンの大学に留学中の大学3年生です。記事を開いていただきありがとうございます。 第4回の今回は、ヘブロンからムハンマド宅への帰り道で起こったことについて書きました。 前回の最後に予告した通り、僕にとって最もキツかった瞬間の話が含まれています。 ムハンマドと1日かけて培ってきたと思っていた信頼は、些細なきっかけで崩れそうになってしまいました。 僕とまったく異なる人生を送ってきた人ともきちんとわかりあえるはずだ、という思い込みは、自分のおごりか

          パレスチナ旅行記 #4 「俺のこと、信頼してないんだろ」(全6回)

          パレスチナ旅行記 #3 「家を守り抜くことだけが俺の夢」(全6回)

          こんにちは。ただいまスウェーデンの大学に留学中の大学3年生です。記事を開いていただきありがとうございます。 パレスチナ旅行記、第3回です。今回は、ムハンマドと一緒にヘブロンという街を訪問した際の経験を文章にしました。 ヨルダン川西岸地区の中で最もイスラエルの侵入が激しい地域の一つである街、ヘブロン。 そこで僕が見聞きし、感じ取った現実は、僕の想像をやすやすと超える不条理の連続でした。 便利さと効率性と快適さに慣れてしまった多くの日本人にとって、目を背けたくなるような不

          パレスチナ旅行記 #3 「家を守り抜くことだけが俺の夢」(全6回)

          パレスチナ旅行記 #2 「優しすぎて怖い」(全6回)

          こんにちは。ただいまスウェーデンの大学に留学中の大学3年生です。記事を開いていただきありがとうございます。 さて、「パレスチナ旅行記」第2回です。第1回記事では、僕がパレスチナに到着してからムハンマドの家を訪ねる決断をするまでについて書きました。 今回は、ムハンマドの家で過ごした最初の一晩について書いています。 みなさんは、誰かの優しさに恐怖を覚えたことはありますか? 僕は、今回の旅で生まれてはじめてそんな経験をしました。 誰かが自分にしてくれたことが、自分の理解と

          パレスチナ旅行記 #2 「優しすぎて怖い」(全6回)