飛距離アップの為に、まずは飛距離を捨ててみる
矛盾してる表現ですが、あまり間違ってはない場合が多いです。
特にアイアンでボールが高く上がりすぎて飛ばない。ダフる。トップする。
こういう症状の方は、ほとんどの場合クラブでボールをしゃくり上げるような動作がインパクトで入ってしまいます。
これは7年ぐらい前のぼくです。笑
鬼フリップ👹笑
このしゃくり上げるようなフリップ動作をいかに変えていくか。
まずは飛ばさないことを覚えなきゃなりません。
当て方インパクトを覚えなきゃなりません。
まず理解しなければならないのは、クラブを持っている腕とゴルフクラブには時差があるという事。必ず腕が先行してクラブを引っ張る形で振られてきます。
そして、遅れてきたクラブは必ずインパクトではフェースが開いています。なので、そのフェースをスクエアに戻さなければならない。
それは詳しくはこちらをご参考に。
細かく言うと時差はまだまだ存在します。
大まかにパーツ分けすると、下腿、骨盤、胸椎、腕肩甲骨、クラブ
クラブの中にも時差はあるので、クラブのシャフト軸とフェースの重心位置もズレてるので、時差があると言っていいと思います。しかも、シャフトはしなるのでもっとズレます。
さて、難しい話は置いときます。
このフリップ動作、なにが原因か。ほとんどが脳の意識によるもの。
真っ直ぐ当てたい。飛ばしたい。ダフリたくない。
そんなものです。
まずはこの脳内を整理しないとなかなか改善できません。
自分から見て真っ直ぐはない。
飛ばすのはシャフトがしなり、しなり戻ってスピードがでる。自分で手でしゃくってもスピードはでない。
ダフるのはクラブが減速するからで、素振りはダフらないでしょ?
などなど脳にインプットです。
さて、これができたら後はレートヒット、よく言うハンドファーストにインパクトする練習をしましょう。
トップ画のような素晴らしいインパクトをイメージしていきます。ちなみにこのインパクトは伝説のアマチュアゴルファー中部銀次郎さん。
さて、まずはとても小さなスイングでいいので、トップ画のようなインパクトの形を作ってみましょう。手元がかなり左脚より左側にあり、シャフトがかなり左に傾いています。
そして、そのままではフェースが開いているので、左手を掌屈(手のひら側に手首を折る)してみるとフェースはスクエアになります。
今までインパクトでレートヒットできてない方は、こんな当たり方するんだ!と驚いたはずです。
ではインパクトの形を覚えたら、今度はその形から腕だけをすこしバックスイングして、またインパクトの形に戻してボールを打ってみます。
かなり低くボールが打てたら正解です。
フリップしてた方は、かなり気持ちいい打感を得られます。
しっかり打てるイメージができたら、流れをつけていきましょう。
ゆっくり動き続けて、まずはクラブと腕の時間差をしっかり感じながらスイングします。
インパクトではしゃくりにいかず、さっきやったインパクトの形をつくったまま、ボールを運ぶように打っていきます。
手元でスピードを上げることも禁止。腕が常にクラブより先行するイメージです。
腕とクラブの時差、そしてインパクト時のハンドアクションが出来たらもうレートヒットの完成です。
ただ手元だけでレートヒットを作ると、どうしてもパワーが足りなくなるので、クラブと腕の時間差を腕肩甲骨と胸郭の時間にしていけると、より一層スイングにパワーとレートヒット感が生まれてきます。
まずは、大きくゆっくりスイングして時間差をしっかり作り、確認しながらスイングしていきます。
動画はこのスイングの大きさで#7で100ydぐらいです。
ロフトが寝過ぎて、ボールが上がりすぎる。ダフリやトップが止まらない方は、まずは飛ばさない練習をしましょう。結果あとで飛ばせるようになってきます。
長い道のりになるかもしれませんが、これを覚えれれば確実にレベルアップできます。
もう、ダフリやトップなんか怖くない!