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〜番外編〜いい先生の見つけ方

今回はゴルフネタではなく、いい先生やコーチの見極め方について自論を展開したいと思います。

私自身まだまだ新米のゴルフコーチですが、色んな方々とお話できる機会に恵まれて、そのなかでこんな人は凄い。いい先生だ。と言える人の共通点をいくつか見つけました。

自分自身もそこを目指し、皆さんのゴルフをもっと素晴らしいものに出来るように尽力する所存です。

ではいってみよう。

例え話がとにかく面白い

先日某動画投稿サイトのライブにて、24時間で高校レベルの物理学を網羅するというとんでもない企画をされた先生がいらっしゃいます。見事、24時間16講義を成し遂げられました。私も睡眠時間と仕事の時間を省いた8講義を見させて頂きました。

内容は、私自身まったく学生時代に勉強してなかったので、今でこそゴルフを知るためにニュートン力学を勉強し、理解できましたが、それ以外はちんぷんかんぷん。けど、引き込まれるようにこの講義を見ることができました。

普通、学校の勉強となるとよく眠くなる。よくあった?と思います。笑。しかし、全く眠くならなかった。ここになにの差があるのか。

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例え話がとても面白いのです。これはいい先生の特徴のひとつ。難しく窮屈な物理学でもとても楽しく聞けたのは、例え話が面白いからです。例え話は説明するものごとを完璧に理解しないと、面白い例え話はできません。この先生は特殊相対論を柳田國男『方言周圏論』と同じだと説きました。

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実は自分が普通と思ってることは、宇宙からみると普通ではないんじゃないか。

とても引き込まれる内容でした。このように、例え話が面白い方は、とても勉強されている方と思います。

説明が理解しやすい

これは出来て当たり前なのですが、実は難しいです。例えば、ゴルフのエラーについて『なぜダフるのか』を説明するとなった場合、どう説明するのか。

ダフってるから、ダフらないように打ちましょう。子供でも言える回答です。

ゴルフクラブの運動が止まって、重力で落下するからダフるんだよ。と、これならどういうことかな?と引き込まれます。まぁそこから原因を子供でもわかるような言葉で説明し、対策や体感をしてもらうと理解が早いです。

難しい言葉を、子供でもわかる言葉に置き換えて説明する。ものごとを理解しないとできないし、ましてや言葉を置き換えて説明するのは大変なのです。

現在、新型コロナウィルスの脅威が世界を震わせています。この件について、堀江貴文さんがウィルス研究の第一人者の方にインタビューしているのを見ました。その研究者の方は、とてもわかりやすい言葉でこのウィルスについて説明されてました。

専門用語を並べたがるのはよくわかるのですが、専門用語をいかにわかりやすい言葉に置き換えて説明できるか。私も注意して説明できるよう意識しています。

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頭がおかしいと思われるほど熱狂してる

今回の24時間物理講義を例にみて、専門学者や有名コーチ、先生はとても熱狂しています。ほんとに普通の人からみると、狂ってると思われても仕方ないほど。

先人達が遺した学は、勉強できればすぐ身につきます。しかし、その先に行くためには研究に研究を重ねなければなりません。そうしなければ新たな発見は生まれません。研究は終わらないのです。

日本のゴルフ界は、世界トップのアメリカに比べて20年は遅れていると言われています。しかし、20年を追いつくためには、最新の理論を取り入れればいいというだけではありません。最新の理論を勉強してる間に、また新たな発見が起こるので一生追いつくことはありません。すこしでも追いつけるように頑張るしかないのです。

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私達はチームで色んな勉強をし共有することで、1人では出来ないスピードで研究できるのです。

この環境に本当に感謝しています。

いい先生のポイント

・例え話が面白い

・説明が理解しやすい

・熱狂している

この3点はどの分野でも、いい先生の共通点として言えると思います。

ブランド物で飾ってたり、高級車乗って凄い人を演出するのもいいとは思いますが、私の知ってる凄い人は、普段着はユニクロだったり、好物は3つ星レストランより、駅の立ち食いそばだったり、ゴルフ前日に飲みまくって、カラオケいってまた飲んで、次の日にけろっとした顔で真剣にゴルフするのです。

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素晴らしい先生にぜひ巡り合ってください。きっと今まで解決できなかったものごとが解決されるはずです。

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南田陽平|ゴルフコーチ
ゴルフというスポーツを追求し、レッスンや、競技ゴルフを行なってます。もっとゴルフを楽しく、上手くしたい!