AWSの仕事に携わって8ヶ月。心境の変化
こんにちは、ようへいです。
今日はお仕事に関するお話。
これまでアプリケーション開発一本で戦ってきましたが、今年からAWS専任に。
アプリケーション担当からインフラ担当へ、大胆なジョブチェンジでした。
新しい領域への挑戦。
当然、進むべき道は茨の道で、覚悟の上です。
そうして
本格的にAWSの勉強を始めて10ヶ月。
AWSに関する業務に関わり始めて8ヶ月。
色々と経験させてもらいました。
AWSに魅力を持った当時と今の当時の心境の変化。
今日はそこを考えたいとおもいます。
AWSに興味を持ったきっかけ
自分は20年近くアプリケーション開発に携わってきました。
アプリケーション開発に関する才能は天性だと思ってるくらいで、開発は天職だとも思っていました。
うちの会社は積極的な社員教育は無いので、スキルを磨くには自分のように自己啓発として自主的に取り組むか、新たなスキルが身に付くような案件に出会わない限り成長できません。
長いことアプリ開発をやってきたのと、刺激的な案件に巡り合わず伸び悩んでいた2022年、ある開発案件で同業者の方と知り合いました。
アプリケーション開発はもちろん、PMもでき、コミュニケーション能力もずば抜けているスーパーマンの方と協業することに。
その方とは席が近かったので、雑談しながら一緒にお仕事。
時折何してるのかなー、と思ってチラ見してみると、何かの検討で、手慣れた感じでAWSで何かを試行錯誤していました。
この人AWSもできるのか!っていう驚きもありましたが、それを見た瞬間、AWSという自分の知らない世界に出会えたことに興奮したのを覚えています。
それがきっかけでAWSって何ができるんだろう、AWSを使うことでユーザーにはどんなメリットがあるのだろう、というところを取っ掛かりに、興味を持って色々と調べていきました。
AWSに魅力を感じた当初の心境
クラウド上に仮想ネットワークが作れ、仮想マシンやデータベースも作れる。
ストレージもあるし、IoTや生成AIも構築できる。
特に、セットアップ済みのOSが数分で出来上がるのにはワクワクしたのを覚えています。
(これをまともに実機でやろうとすると何日もかかる・・・・)
AWSが提供するサービスはその時点で200を超えていて、覚えるのも一苦労だな、と感じましたが、サービスを覚えると、簡単にクラウド上にインフラが構築できるんだ!と強く興味を持ちました。
自分にとって、AWSは玉手箱のようなものだと感じました。
AWSに携わってみて
入門当初
新しいスキルを手に入れるチャンス!ということで、茨の道でも何でも来い来い!という覚悟を持って臨みました。
そんなの覚悟の上だから、何があっても立ち直れるぜ!という意気込みです。
感じた現実
現実は、想像を遥かに超える茨具合。
素足で茨の道を歩く感じですね、相当苦しい。
興味を持つことは大変良いことですが、インフラ経験ゼロからのAWS入門は相当辛かったです。
(今でも未だに辛いです)
メンタルがやられる日、それでご飯が食べれない日が何日もありました。
今朝も食事が喉を通りませんでした・・・・。
ギャップ
AWSを使う目的は、クラウド上にインフラを作ること。
ここが盲点になっていたことに気付きました。
そこにはAWSの知識はもちろん、インフラの知識も要求されます。
自分にはどちらの知識も無かったので、相当追い込まれました。
AWSが華やかに見えたのは、スキルが整った人たちが使うからだったんですね、きっと。
業務を通じて感じたこと①
意外とユーザー受けしないなぁ、というのが率直な感想ですかね。笑
家に例えるとわかりやすいのかもしれませんが、インフラというのは、家の基礎に当たる部分だと思っています。
インフラの上に構成されるアプリケーションが、基礎の上に乗っかってる家。
住人は、家の設備や使い勝手、外観を評価しますが、基礎について評価する人は少ないと思います。
少なくとも自分は
「この家の基礎はいいねぇ」
なんて言ってる人に出会ったことがありません。
だって、住人からすると基礎は見えないですからね。
素晴らしいアーキテクチャでAWSを構成したとき、アプリケーションチームやインフラチームなど身内から一定の評価はもらえますが、ユーザーの反応はイマイチでした。
ユーザーの反応がダイレクトに見えるアプリケーション開発に、ちょっとだけ羨ましさを感じたこともありました。
業務を通じて感じたこと②
AWSはクラウド上のインフラだ、といいつつも、Lambdaというサーバーレスのプログラミング機構があるおかげで、複数のAWSサービスを華麗に連動させることができます。
オンプレ環境で作るインフラを"静"と表現するならば、AWS環境で作るインフラは"動"といった感じでしょうか。
色んなサービスが連動することで、必要な時に必要なAWSサービスが自動で動いてくれる。
必要に応じて柔軟に動いてくれるインフラだ、ということです。
今の心境
挫折は十分に味わいました。
これが今の自分の力量。
何をやるにも調べながら試行錯誤。
トラブルシューティングも半人前以下。
腐る日もありましたが、入門当初より現実が見えたおかげで、今不足してるものが何か、課題がはっきり見えてきました。
自分の課題が捉えられたことで取り組むべきテーマが見つかり、入門当初のフワッとした興味本位ではなく、よりありたい姿を描けられるようになったと思います。
課題に対し、自分には向いていないとネガティブに捉えるか、克服すべきテーマだとポジティブに捉えるか。
自分は後者の考え方だったのが幸いで、何とか頑張っていけてるし、これからもまだ頑張れそうだと思っています。
誰しも初めてのことには強い不安を感じると思います。
自分はAWSでは未だに初めてのことが多く、日々不安との戦いです。
ですが全ては経験です。
一度経験すればそれは自信になるはず。
そう考えながら、日々頑張っているんだなぁ、と感じています。
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