読書メモ: ザ・メンタルモデル

最近ずっと社会の変容と自己変容というのは切っても来れないコインの表と裏、あるいは曼荼羅のように自己相似の関係だと思っていて、自分自身の変容や組織、プロジェクトにもそうした考えをインストールできないかと試行錯誤している。


社会課題解決に様々な企業がともに取り組むプロジェクトでは、この自己認識、自己変容に重きをおいていて、 インナーテクノロジー探求家三好大介さんの力を大いに借りている。そんな彼のおすすめ本を読了。
この投稿になんかピンと来る人は是非読んでみてほしいと思います。

人は誰しも幼少期に体験した【痛み】があり、無意識にその痛みを避け、生存していくために回避行動(克服or逃避)を続けている。この無意識の回避行動というか生存のためのプログラムは、あくまで外で起きる不快な出来事に対処するための行動・態度なので、もともと自分が持っている願いとは【分離】している。この分離している状態に気づき、本来の自分の願いと【統合】していくことで、個人はよりよい生を生きられる。またそういう人間が増えていくことで人類全体が進化していくという
本書の中では、誰もが次のどれかに当てはまるという4つのメンタルモデル、「価値なし」「愛なし」「ひとりぼっち」「欠損・欠陥」が紹介されている。(簡易診断はこちらでできます。→ http://mentalmodel.jp/#type )
自分のタイプはなんだか絞りきれていない・・。探求中。
長年に渡って無自覚に強化されている回避行動なので、そのことを自覚することが最初にして最大の一歩。
本文ではファシリテーターが粘り強くその糸口を紐解いていくさまがありありと書かれている。ただ、こういうのはやっぱりその場にいないと感じられないことが多分にあるので、文字だけだと空気を感じられず、もどかしかったのは正直なところ。

組織論ではTeal組織が話題ですが、さらにスコープを広げると、ケン・ウィルバーのインテグラル理論があり、機械的な社会から生命的な社会へのシフトがじんわりと起きていることを強く感じる今日このごろ。
進化の只中の自分をもっと感じていきたい。

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