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秋の訪れ。つくる喜び。

ついこないだまでジリジリと肌を焼く日差しにうんざりしていたと思ったら、中秋の大きな満月を見上げながらひんやりとした空気に思わず腕をさすりさすり。雨の多い、短い夏でした。
秋田に暮らしの軸足を移して3度目の秋を迎えています。

夏の思い出

ツリーハウスづくりから始まった僕たちこのほしは、地域のバイオマス資源の活用方法を考えたり、生活圏のエネルギー循環を生み出せないかと考えたり、試行錯誤しながらこの場所でできることを少しずつ組み立てています。

このほしは株式会社です。おもろいことをやるのは大前提ですが、やっぱりお金を稼いでなんぼです。その点ではなかなか成果に結びつかず、焦る気持ちが少なからずあるのが正直な気持ちです。お金が手元にじゃんじゃん入ってくるわけでもない、なんならじゃんじゃん出ていってるわけです。恥ずかしながら。
それでもああでもないこうでもないと言いながら頭にも身体にも汗をかき続けていられるのはなんでかなあと風流を通り越してもううるせーよというぐらいに鳴いている秋の虫たちの大合唱を聴きながらぼんやり考えてみました。

つくる喜びがある、というのは一つ大きな要素でしょうな。
のこぎりで木を切り、トンカチで釘を打つ。曲がったりすき間が空いたりして不格好かもしれないけれど、自分たちの手から生み出されていくちぐはぐな小屋が愛おしくて仕方がない。おがくずやキノコを使って日々試行錯誤しながら作り出しているまだ何物でもない物体が秘めた可能性にわくわくが止まらない。

みんな夢中。

僕らの日常にはアナログな作業や思い通りにならない道具や生き物たちが溢れています。手間のかかるモノたちだけど、そんな厄介なモノから新しいものをつくり出すというのは、出来上がったモノの良し悪しではなく、その行為そのもの、それに没頭している時間が喜びをもたらしてるんだと思います。きっとセロトニンとかドーパミンがどばどば出てる。
もちろんPCに向かってる時間もめっちゃあります。ありますけど、手を動かしてつくる喜びが日常にあることで前に向かう力が湧いてくるんだなあと認識した次第です。
だって、ツリーハウス作業に集まる人達みんな、めっちゃ楽しそうですもの。このつくる喜びはこのほしのすべての取り組みの礎として大事にしていきたいなと思います。

と、いうようなことを、これからちょこちょこ書いてまいります。
よろしくお願いします。

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