エヴァの呪いと色褪せない感情

※鑑賞前に書いたものなのでネタバレは一切ありません。

初めてこの作品と出会ったときは自分と同じ歳だった彼ら彼女らとももう一回り程歳が離れてしまった。

いつネタバレと言う名の流れ弾を食らってしまうかわからないから、今日はTwitterを見ないようにしている。すっかり手癖として染み付いてしまった"アプリをタップして起動する"という行動そのものを咎めるためにホーム画面からアプリを消した。そうすると、いつも何の気なしに時間を埋めてくれていたものがなくなって手持ち無沙汰になってしまった。だから今日はここにその思いのようなものを残す。

僕はまだ「シン・エヴァンゲリオン」を観ていない。仕事が終わった後、今日の夕方頃に観る予定だ。チケットは勿論もう予約してある。Qを劇場で観てからもう9年。観てた当時、最終作を観るときの自分はどうなっているのだろうか、等と色々なことを考えたいたけれど、実際に最終作を観るこの日、自分自身はあの当時とほとんど変わっていないと思う。変わったのは少しゲームがうまくなったぐらいだろうか。あとは、え〜と、そうだなぁ、心の中でもやもやしていた自分の感情を言葉にできるようになったことぐらいかな。当時一緒に観に行った友人達は皆遠くで生活するようになった。何かの節目に会うことはあるけれど、いまは色々なことが起因してそれも出来ていない。今日は勿論1人で観る。当時は隣に誰かが居ることを願ったりしたけれど、それは難しかった。あと当時自分の思い描いていた大人にはなれていないと思う。まぁ、これはいいや。いまの自分が好きだから。

僕はこの「エヴァンゲリオン」という作品に若いときに出会えたことを幸運に思っている。多分、そこそこの大人になったときにこの作品に出会ったとしても、ひねくれた目で見てしまい、この作品を心から愛することが出来なかったと思うから。たかだかアニメでもこの存在のお陰で「生きていてよかった」と思うし、「人生が充実している」とも思える。いま、身近にこれを心から共有出来る人は居ないけれど、遠くない未来でそれが叶えばいいなぁと思う。

映画館に足を運ぶ数時間前、これを書いて投稿しようと思ったけれど、これのせいでネタバレを食らってしまったらもとも子もないので、観る直前に投稿しようと思う。とにかく楽しみで楽しみで仕方がない。楽しいことが溢れる人生を過ごすことが出来て僕はとても幸せだと思う。今日ばかりは全てのことに「ありがとう」と思える。

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