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2024年美術展めぐり、ふりかえる。

2024年は、家族で月イチペースで美術展をめぐりをしてきました。

行き先は、「日経おとなのOFF2024年版」を参考にしたり、新聞やウェブで紹介されている情報をもとに、きめていました。

日経おとなのOFF 2024

美術展の鑑賞記録は、マガジン「美術展レポ」にまとめています。


2024年に行った美術展


記事できなかったものも含めて、以下の美術展にいきました。

モネ連作の情景 上野の森美術館
・和食展 国立科学博物館
キースヘリング展 六本木の森アーツセンターギャラリー
横浜トリエンナーレ 横浜美術館
デ・キリコ展 東京都美術館
TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション 東京国立近代美術館
エッシャー 不思議のヒミツ 豊田市美術館
・養老先生の虫展 鎌倉文華館鶴岡ミュージアム
ヨシタケシンスケ展 横浜そごう美術館
ミニチュア写真家田中達也 見立ての世界 横浜高島屋ギャラリー
はにわ展 東京国立博物館

年末にもうひとつ行く予定です。

 

勝手にランキング


以下のテーマでナンバーワンを選びました。たった11個の美術展の中からですが……😂


1. とにかく感動した

 『キースヘリング展 六本木の森アーツセンターギャラリー』

ヘリングさんの絵はよく目にしていました。しかし、彼の生きる強さや「アートはみんなのものである」という信念の強さ、病気に苦しみながらも、メッセージを伝え続けていた彼の姿がよく伝わる展覧会でした。


2. テーマ・コンセプトにおどろいた

『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』

この美術展は、パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館に所蔵されている作品を、あるテーマでもって組み合わせて展示していました。とくに、「私たちくつろいでます」でまとめられた3点は、大胆なポーズで、萬鉄五郎の作品はとりわけ印象的でした。


3. 空間演出がすばらしかった

 『デ・キリコ展 東京都美術館』

この展覧会は、撮影禁止だっため写真がありません。デ・キリコの「イタリア広場」をイメージした演出で、全体的にオレンジ色で、各コーナーの入口がアーチ型になっていたのが印象的でした。入った瞬間に「わぁ」とおどろきの声がでました。


4. 子どもと一緒に楽しめた

ひとつにしぼれず、2つ選びました。

 『ヨシタケシンスケ展 横浜そごう美術館』

これは、子どももよく知っているヨシタケさんですから。ヨシタケさんの昔の造形作品も、とっても小さな日々のスケッチも、子どもは興味津々で見入っていました。

『養老先生の虫展 鎌倉文華館鶴岡ミュージアム』

こちらは、記事にできませんでした。虫の振動や、虫の匂い、虫を五感で感じる展覧会でした。標本もたくさんあり、子どもたちがスケッチできるようにノートと色鉛筆が用意されていて、子どももスケッチを楽しみました。

養老先生の虫展 鎌倉文華館鶴岡ミュージアム

この展覧会では、養老先生の机があり、実際に標本をつくっている作業も見学できるようになっていました。

わたしがおとずれたときも、養老先生は座っていて、ちょうどラジオ番組の取材を受けていました。

最近「養老先生、がんになる」という本を読み、養老先生は、この展覧会開催中に抗がん剤治療中だったと知り、おどろきました。何としてもこの虫展を成功させたいと、治療を続けながら開催していたそうです。


5. 写真撮影が楽しかった

『はにわ展 東京国立博物館』

数々の埴輪たち。こんな埴輪もいるの?あんな埴輪もいるの?と、素朴で愛らしく、ゆるい表情にくぎづけでした。子どもはひたすら写真をとりまくっていました。こちらは、「子どもと一緒に楽しめた」美術展でもあります。


アウトプットすると理解が深まる

noteをはじめる前は、美術展をみる(インプット)だけでしたが、noteで記事にまとめる(アウトプット)ことで、新しい発見がありました。

撮影した写真を見ながら記事を書いていると、いろいろと疑問がうまれます。そこで、ウェブで作家や作品のことを調べることで、「観たもの」が再認識されて、あらためて作品の理解が深まるようになりました。

アウトプットには時間がかかりますが、その作業は夢中になれるものでした。夢中になってしまい、肩こり・頭痛となることもしばしばありましたが……。


本物を見に行くことが大切

いまは、スマホで情報を検索したり、みることができる時代です。しかし、写真と実物はまったく別物だと、あらためて実感しました。

写真からは、作品の大きさや質感を、五感で感じることはできません

子どもたちにも、実際に本物を見ることの大切さを伝えたいな、と思いました。


2025年もつづく

「次はどの美術展に行くの?」と小3の次女も楽しみにしてくれています。会場が広くて観る時間が長いとフキゲンになりますが……。

2025年も「行ってみたいな、これ観てみたいな」という気持ちに素直になって、あと思い立ったら吉日の勢いで、美術展めぐりを続けたいと思います。

そして、2025年の日経おとなのOFFも購入しました🙌


最後までお読みいただきありがとうございました。

#今年の振り返り

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