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観察エッセイ

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日々の暮らしで気になったことや人間観察にまつわる記事をまとめました。
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#最近の学び

たべっ子どうぶつ、そっくりさん。

たべっ子どうぶつは、わたしの好きなお菓子のひとつだ。1978年に誕生したという。わたしの人生とほぼおなじ年月を歩んできたお菓子であり、小さいころから親しんできた、なつかしい味でもある。 中学生の長女は乳児のころ、卵アレルギーだった。たべっ子どうぶつは、卵が使われていないため、安心してよく買っていたことを思い出す。 そんな思い出のお菓子と、まさかこんな形でも出会うとは思わなかった。 小学生の次女が学童で作ってきたのは―― たべっ子どうぶつのキーホルダーだった。 「たべ

昭和の暖、「豆炭あんか」ってなあに。

子どもの冬休みの宿題に「昔のくらしを調べよう」というテーマがあった。 なにかないかなあ……と思いながら、年末年始に夫の実家に帰省した機会に、義父(=おじいちゃん)と義母(=おばあちゃん)に聞いてみることにした。 昔の道具をたずねる「おばあちゃん、むかしの道具でなにかない?」 「う〜ん、そやね」 しばらく考えこみながら出てきたのが、「豆炭あんか」だった。 「なにそれ?マメタン?アンカ?」 炭をケースにいれ、夜寝るときにおふとんの中にいれてあたためるもの、とおばあちゃ

エアプランツの花が咲いた、5年ぶりだよ。

エアプランツの花が咲いた。 我が家に来て10年は経つだろう。これまでに、一度だけ花が咲いたことがある。 突然、葉が赤くなってきて、何やらニョキニョキと細長い紫色のモノが伸びてきたのだ。とってもびっくりした。 「細長い紫色のモノ」は、まるで「はじかみ」のようだった。 その紫色のモノは、およそ7センチはあったと思う。その後、子株ができて分離して、わが家のエアプランツは3つになった。 あれは、いつだったんだろう。 スマホの写真をひたすら探す。 あったあった。 2019

一年前の家事分担の見える化を振り返り考えたこと。

ちょうど一年前のこと。夫婦の家事時間の見える化をやってみた。きっかけは、私の家事負担が多いと感じ、それが原因で、年に数回は騒いではイライラしていたからだ。 私たち夫婦は、どちらもフルタイムの会社員で、小学2年生と中学2年生のふたりの娘がいる。忙しい日々の中で、家事の負担は見えにくいもの。 感情ばかりの共有となってしまうので、夫婦で話し合いをするために家事時間を具体的に数値化することにした。その当時のファイルを偶然見つけたので、改めて振り返ってみました。 家事時間の見える

放っておけばよいと、気持ちが楽になれた本

先月、本屋さんをぶらぶらしていたら、ふとこの本が目にとまった。 内向型な私は、他人の言葉をひとつひとつ気にしてしまう、めんどうな性格をもっている。現在携わっているシステム開発の仕事では、少し気分屋な顧客がおり、ときどき声を荒げて怒ることに嫌気がさしていた。 (説明が下手だったのは認めるけど……。) (この話は前にも言ったのに……。) とっさに気の利いた返しもできず、しょぼん。 そんな心境だった私にとって、この本の表紙の言葉にぐっと惹かれ、思わず手に取ってしまった。 本

ほっこり心温まる、大和当帰入りチャイの魅力

先日、オンラインでチャイを購入しました。そのチャイの香りは特別で、体が温まり、とてもリラックスできました。何よりも美味しかったので、このチャイについてもっと詳しく知りたくなりました。 チャイというと、インドの紅茶でスパイスが入ったミルクティーというイメージです。最近はカフェでも見かけますね。無印良品のインスタントマサラチャイも手軽に楽しめて私は好きです。 チャイとはどんな飲み物なんだろう。 私が今回購入したチャイには何がはいっているのだろう。 本記事では、チャイとはなに

【美術展レポ】モネ連作の情景 東京展に行ってきました

2024年は、月に一度美術館に行くことにしました。初めてこんな雑誌も買って、美術館巡りを今年は楽しもうと思っています。 この雑誌には、美術展の年間スケジュールも載っていて、それを見ながら、次はどこに行こうかなとワクワクしています。 さて、1月は上野の森美術館で開催されていたモネ展に家族4人で行ってきました。やっぱりモネ展に行こうと思い立ったのが、会期終了の1月。 日時指定券は完売で、当日券が入手できたらラッキーと思って行ってみたところ、予想どおり、当日券購入待ちの長い長

整理収納術がすばらしかった川場村キャンプ場

我が家のキャンプデビューは、7年前である。同年代の子どもをもつ会社の友人に誘われ、キャンプ用品も一式そろえた。 それ以来、年に1〜2回行くという程度で、キャンプ用品やキャンプ飯を研究する、といった沼にハマるわけでもなく、ただゆるゆるっとキャンプを楽しむレベルである。 そんな我が家が、初めて冬のキャンプを体験した。今年の2月に、群馬県川場村にある「Akariかわば田園キャンプ場」へ行った。冬にキャンプをするのは初めてだったので、全て備えてくれるグランピングを選んだ。 キャ