トド、現実を知る
ダンスをしている。
50代で習い始めて3年半。
音楽に合わせて体を動かしたり、体で表現をする心地良さが好きで続けている。ヘタだけど、楽しいから続いている。
先生に振り写しをしてもらって、週1で2〜3週ほどかけて振りを覚えて踊るのだけれど、これがまぁ、覚えられない。
レッスンが終わった瞬間から頭の中で振り返るのだが、記憶が驚く速さで薄れていくのだ。
なので、だいたい覚えている箇所を家で復習し、記憶が薄れている箇所を次の週で覚え直したり、修正したりしながら振りをつなげていく感じだった。
今月、同じクラスの人から振り写しの動画をシェアしてもらったのがキッカケで、この先生は動画を撮ってもいいのだと知った。(SNSにあげない等、ルールを守った上で)
これは良い。
消えゆく記憶を追いかけなくても、動画で自主練ができる。
早速、同じクラスのLINE仲間とお互いを撮りあってレッスン後にシェアした。
その動画を見ていると、一頭のトドが目にとまる。大、中、小のサイズ感でいうと中トドだ。中トドがわたしのいた位置で踊っている。
自分の今の体型を細いとは思っていなかったけれど、こんなに体に厚みがあるとも思ってなかった。いい様にバイヤスがかかっていた模様。
踊ってる最中は必死で、こんなに自分のダンスのテンポが遅れているとも思わなかった。
という訳で、動画のおかげで自主練はしやすくなったけれど、漏れなく現実の自分を見つめることになった。
体絞りたいなーとはいつも思っていたけれど、割と切実に体を絞ろうと思ったのであった。
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日常で受け取ってきたものを、マンガやことばで表現してお届けします。楽しんでもらえたらうれしいです。