Klesha/煩悩
クリスマスも近づき今年も残すところわずか。イルミネーションで華やかな街並みのなかお正月もまた近づいています。
わたしたち日本人にとって年末年始に様々な風習が受け継がれているため、この時期になるといつも以上に日本文化にふれる機会も増えるかもしれせん。
その風習の1つとして、大晦日の除夜の鐘があります。鐘がつかれる回数は「108」回。これは、108個の煩悩を払うためとされ、怒りや苦しみ、欲望など取り払い、新しい気持ちで新年を迎えるというもの。
ここでいう煩悩は私たちに「苦しみ」をもたらします。108個の煩悩を生み出す根源は、仏教では「無明」と説かれ、経典「ヨーガ・スートラ」には「無知〜アヴィディヤ」と記されています。
無知により苦しみが生まれる
「苦」というと、何かや誰かとの関係など外側からの影響より引き起こされるように感じるものかもしれませんが、ヨーガにおいてこれらは実はすべて内から湧き上がるものとされます。悩みも苦しみもすべては内側で作り上げてしまっているのです。
私が「煩悩」を作りあげている
このように真に捉えていくのが難しいからこそ、ご先祖さまは様々な風習をわたしたちに残してくれたのかもしれません。
鐘の音ひとつひとつで煩悩が取り払われていくように、不必要なものが次第に消えてゆきひとつの始まりを迎える。
一年に一度ではなく、煩悩について向き合いながらいつも元旦のような清らかな気持ちで1日1日を大切にしていきたいものです。
Yogi in Chigasaki では、通年朝の6時浜辺でレッスンを開催しています。太陽はもちろん、朝を迎える世界がいつも清らかであることを大きな自然が教えてくれます。
また皆さまとご一緒できるひとときを楽しみにお待ちしております。
Yogi in Chigasaki レッスンの詳細・お問い合わせはこちらhttps://forms.gle/j8ixpGo45N2iyqGh6