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2023/4/3週の米国株式


ダウ、33,485, 211, 0.6%
ナスダック、12,087, -134, -1.1%
sp, 4,105, -4, -0.1%

先週は信用不安一服、プラスPCEが弱い数字で大幅上昇でした。先週と先々週とで、3/6週と3/13週の下げを取り戻した、そういう感じでした。

今週は雇用統計で、火曜日のJOLTS求人件数は2021/5以来の弱い数字で予想も下回り、水曜日のADPも14.5万人と予想を大きく下回りました。また、木曜日の新規失業保険申請件数も予想を上回り、よし、これなら雇用統計も弱いに違いない、と、期待されたんですが、蓋を開けたら、

23.6万人/23万人
3.5%/3.6%

と、強い数字でした。

これを受け、10年債利回りは3.31から3.39へと急上昇しました。

雇用統計以外の雇用の指数は上記の通り弱く、月曜日のISM製造業は46.3/47.5, 水曜日のISM非製造業も51.2/54.5と弱い数字で、加えて、信用不安だから利上げせずむしろ利下げとなり、債券買われ、今週は利回りが下がってましたが、雇用統計で元に戻りました。

まぁでもどうでしょうね。

先程大下がりしたと言った3/6週と3/13週の、中小銀行からの預金引き出し額は1,199億ドルで、これは全預金額の2.2%に当たり、遡れる1973年以降で最大でした。

一方で、借り入れは2,524億ドルでしたから、引き出された分をFRBから借りて、なんとか首の皮一枚繋がってる、そう見た方が良さそうですね。

SV銀行は、このコロナ下で、預金が一気に3倍になったそうです。銀行にとって預金は借金です。利息を付けて返さないといけない。ということは、運用しなければならない。そこで米国債を買ったわけです。それが、FRBの利上げで含み損となり、満期まで持てれば問題ありませんが、預金引き出しされると、買った価格より安く売って現金化しなければならないから、含み損が実際の損となっていきます。こうしてSV銀行は破綻したんですが、これって、SV銀行だけですかね?

中堅の銀行は殆どみんな同じ状況なんじゃないでしょうか?!

と、なると、首の皮一枚、ですよね。

FRBの貸し出しは確か90日と1年の2つだったように記憶してますので、90日後と1年後ですね。バブル崩壊は。90日後は大統領選前だからまた特別措置するでしょうけど。

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