見出し画像

脚の始まりはどこからか?〜意識で体の使い方は変わってくる〜

脚の始まり=股関節

以前の私なら、この見方しかしていませんでした。骨だけで見ると股関節が脚の付け根であり、間違ってはいないのですが。
ただ、筋肉という視点で見てみると脚の始まりは変わってくると思います。

なんとなく脚を動かす
から
意識しながら脚を動かす
ことで、アーサナの安定感や体の使い方にも変化があると思います!

そこで今回のカラダnoteでは、
腸腰筋について書きたいと思います。
アーサナでいうと
ダンダアーサナ、ウッターナアーサナ、ナヴァアーサナ、ダウンドッグなど股関節の屈曲をともなうポーズではたらく筋肉です。

この腸腰筋とは、腸骨筋と大腰筋のことをいい、
・股関節を屈曲させる(脚を持ち上げる)
・腰椎の正常なカーブを保つ(姿勢の維持)
・骨盤の位置を安定させる
働きのある筋肉です。

腸腰筋が適切に働くことで、背骨の伸びや体幹の安定、股関節の使いやすさ(足がしっかり上がったり)につながると考えられます。
上手く働いていない場合、腰の自然なカーブが崩れ、重心が本来あるべき位置から外れたり、前ももへの負担が増えたり、ハムストリングが働かないといった状態になります。


大腰筋の位置はだいたい肘の高さくらいから始まります。つまり、体の中ではその高さから足を動かし始める(腸腰筋が働く)ということ。
そう思うと、脚って意外に長く捉えることができるのではないでしょうか?

昔、陸上部でハードルの選手をしていました。もも上げとか散々していましたが、太ももばかり意識して練習していました。当時の私は意味のあるもも上げができていたのか…気になるところです。
ヨガの養成講座を受けていた頃、ダンダアーサナやナヴァアーサナなど前ももにばかり力が入り辛かった記憶があります。前ももが過剰に頑張っていたのでしょう。

どうすれば腸腰筋をイメージしながら動くことができるだろうか??(下の図参照)

画像1

下腹部を引き上げつつ、骨盤を起こし、肘の高さあたりの背骨(A)をももの付け根(B)に近づけるようにする。
腰が反りやすいポーズの時は、坐骨を膝裏の方向へ引き下げるようにし(ハムストリングスを使って)バランスを取る。

今の私には、これが一番しっくりきています!
やはり、筋肉の起始と停止の位置を意識して、その距離を近づけるようにするのがわかりやすいかと。

さらに、ももの付け根を引き込むようにして股関節を曲げれるとダウンドッグでは腰が伸び、ナヴァアーサナでは前ももが過剰に働くことを防いでくれるかと思います。

ヨガのポーズに関わらず、日常生活において座っている時にも両坐骨を座面にしっかりあてて、下腹部を引き上げ、(A)を(B)に引き寄せるようにして姿勢を保てば、腸腰筋が自分の働きを忘れることもないでしょう!できれば頭も起こしましょう!

そうなれば、
ぽっこりお腹がスッキリしたり、姿勢が良くなったり、姿勢が原因だった場合の肩こりや腰痛の改善につながるといった嬉しい変化も起こるかもしれません!

ぜひ明日からこの腸腰筋のことを少しでもいいので意識してみてください!
肘の高さあたりからはえる長い脚を!
ヨガのポーズをする中で、
デスクワークをする中で、
いつもより心地よく、安定した動きや姿勢につながるのではないでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました!
良い一日を(*´꒳`*)


いいなと思ったら応援しよう!