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yogaって?

歴史
yoga は、サンスクリット語のyuju(繋ぐ、結びつける)が語源になっています。
紀元前2600年ー1800年頃のインダス文明で始まったと言われています。
インドが発祥で、精神性を高めていく自己修練法として行われてきました。

その後、紀元後200年ー400年頃、ヨーガの父と言われるパタンジャリ先生が、『ヨーガ・スートラ』体系化しました。
発祥からだいぶあとになってからですね。

そこには、ヨーガの実践方法が、短いセンテンスで195節に渡り、美しい響きのSanskrit語で書かれています。

ヨーガとは、”心の動作を止めること”と定義されていて、心の動きをコントロールするための様々な訓練を行うことで、人は苦しみから解放されること(サマーディ)を目指すことを目的としています。

昔から人々の悩みは変わらなかったようで、
いま抱えている不安や不満、渇望、嫌悪、過去の後悔、未来への不安や妄想、死への恐怖に苛まれていたんですね。

どうしたら苦悩から自由になれるのか?
心というものは、常にそういった感情を次から次へと生み出す性質を持っていて、
野生馬のような心の手綱をしっかりと引いてコントロールしてないと、
いつまでたっても苦しみに巻き込まれ続けますよっていうことですね。

心の動作を制御できた時、本来の自己(純粋な自分)だけが残る!
とヨーガ・スートラには書いてあります。

ということで、せっせと修行(苦行)をしてたようです。
ヨーガ的なこの心の捉え方(インド哲学)は、日本人にはイメージしにくいのですが、心と本来の自分を切り離した考え方になります(二元論)。この辺りは、今回は割愛します。


その、サマーディに至るまでのヨーガの道を成功させるためのステップを
アシュタンガヨーガ(8支則)という形で段階的に示しています。
ヤマ、二ヤマ、アーサナ、プラーナヤーマ、プラティヤハーラ、ダーラナ、ディヤーナ、サマーディ
ヨーガ・スートラは、ヨーガのコンセプトが詰まったバイブルです。

そうして、中世に入り、1000年頃、ハタヨーガが誕生します。
ハは太陽、タは月を意味します。
今世界で行われているヨーガの多くは、このハタヨーガになります。(つい最近になって流派?的なものがたくさん生まれました)

ポーズ(アーサナ)と呼吸法(プラーナヤーマ)など、体を使ってサマーディを目指します。
まず、身体を浄化して、健康な体になってこそ、精神的な解放へつながるという考え方から、色んな体を使ったテクニックが行われるようになります。

昔の人とは違い、軟弱になった人間には、いきなり長時間瞑想をして、サマーディを目指すのはかなりの苦行でした。
じーっと座っていられない人が多かったのかもしれません。
まず体を強くして瞑想で長ーく坐れる体を目指した。のです。
そのためには、体の歪みをなおし、関節の柔軟にし、適度な筋肉をつけることが必要となりました。

1350年ー1550年頃に体系化された、ハタヨーガの文献(ハタプラディーピカー)などをベースに、現代のヨーガへとつながっていきます。
とにかく、とてもとても歴史があります。


現代社会においては、ストレスケアとして、心身をリラックスさせ、健康的で、より良い人生を送るためのツールとして幅広い年齢層に親しまれています。
日本にはなぜか、欧米から輸入されましたね。インド🇮🇳→欧米→日本。

ヨーガは、優しい体操、ストレッチ、デトックス、ダイエット、難解なポーズとるやつでしょう?
など、美容と健康のためのエクササイズとして認知されてると思います。
間違いではありません。
でも、それはヨーガのほんの一部分のポーズのみを切り取ったものであることがわかります。

もちろん続けることで、
体は健康になり、結果的に痩せた!便秘が治った!など効果はあります。
それは、副産物なのです。

ちょっと難しい話をしましたが、
結果的に内面から美しくなり、体調も整う!これだけで、十分ですよね。
仙人を目指しているわけではありませんから。笑

ヨーガは続けていくうちに、
それ以上の効果を自覚できる時がきます。
やるたびに、発見があります。
やるたびに、変化があります。

やがて、人生の大切なパートナーとなり
ヨーガなしでは生きられない、となるわけです。笑

ヨーガは即効性があるわけではありません。
続けることで、その恩恵を受けることができるのです。
是非、ヨーガのある暮らしをしてみませんか?


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