読書嫌いな僕が、オーディオブックで「小説の世界」にハマった理由
正直に言うと、これまでの人生で本を読む習慣がほとんどありませんでした。読書は「苦手」というより、「無縁」といったほうが正しいかもしれません。何度かチャレンジしたこともありましたが、いつも途中で挫折していました。
そんな僕が、今では小説を楽しむ時間を贅沢だと感じるようになったのです。それを可能にしてくれたのが オーディオブックでした。
オーディオブックとの出会い
最初にオーディオブックを試したのは、単なる興味本位でした。いまさら読者好きにはなれないだろうけど、小説の世界に触れずに死ぬのはもったいない気がしてきて、「まあ、試してみるか」という軽い気持ちでアプリをダウンロードしました。
そして、初めて聴いた作品が 小説 でした。ページをめくらずに、物語が耳を通して自然に流れ込んでくる感覚に驚きました。「これなら僕にあってるかもしれない」と思ったのが最初のきっかけです。
目が疲れない、そして「ながら時間」も楽しめる
最近一番のストレスは「目が疲れる」ことでした。仕事で画面を見る時間が長い僕にとって、紙や電子のページに集中するのは、習慣の問題もありますが、正直目にとってもしんどいものがありました。
オーディオブックなら、目を休ませながら物語の世界に浸ることができます。また、通勤や散歩、ちょっとした家事の最中にも聴けるので、忙しい生活の中でも無理なく小説を楽しむことができました。
ゆっくり聴く贅沢
実は、オーディオブックを聴くときに意識していることがあります。それは、再生速度を速めないこと。最近では多くの人が効率を重視して、オーディオや動画を1.5倍速や2倍速で再生することが増えているようですが、僕はあえて通常の速度で聴くようにしています。
物語をゆっくりと楽しむことで、登場人物たちの感情や情景描写をじっくり味わうことができるのです。この「ゆったりしたペースで物語を楽しむ時間」が、日々の生活の中で最高に贅沢なひとときだと感じています。
ギガも使わない
意外なポイントかもしれませんが、オーディオブックはデータを事前にダウンロードしておけば通信量を気にせずに楽しむことができます。通勤中やWi-Fi環境のない場所でも気軽に聴けるのがうれしいですね。動画を作ってみることが今の仕事なので、動画デトックスタイムとしてもありがたいのです。
読書が苦手な人にこそ試してほしい
僕のように読書に苦手意識を持っている人、あるいは忙しくて本を読む時間がないと感じている人にこそ、オーディオブックを試してほしいです。
耳から入る小説の世界は、ただの「本を読む代替手段」ではありません。むしろ、物語を楽しむための新しい形だと思います。
最初は短めの作品や、興味のあるジャンルから始めてみるといいかもしれません。気がつけば、あなたの生活の中に「贅沢な時間」が増えていることでしょう。