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茶番のあとは祭りのように
ビザランに成功したがチェンコーンに取り残された私。
その場にいても埒が明かないのでアメリカ人のボブと一緒にトゥクトゥクに乗って、バス停近くのホステルまで案内してもらいました。
宿泊費は田舎ならではのぼったくり値段で気に入らないし、なんとかして今日のうちに帰る方法を模索しました。
幸いホステルのおばちゃんは親切に対応してくれて、予約の空きまで調べてくれました。
しかし結果は1日に一本しかバスはないということと、明日の予約もいっぱいだということのみ。
これはもうリサーチ不足の私が悪いのですが、何もないチェンコーンで週明けまでバスの空きを待つのは到底不可能。
さらに所持金もギリギリだったもので、宿泊することがまずできないのである。
最後の望みはチェンライまでのバスを乗り継いでチェンマイまで行くというものなのだが、ネットでは調べられないとのこと。
コンビニでチケットのことがわかるので聞いてみなよ、とアドバイスの通りに近くのセブンイレブンへ。
そこではバイトのお兄さんとおかまが色々と調べてくれましたが、翌朝バス停まで直接行って調べないとダメとのこと。
もはやここまで、野宿してヒッチハイクしか道は残されていないのか!と頭を抱えていたところ背後から声をかけられて振り返る。
そこには台車を押したルート配送のお兄さんがいて、なんか困ってるのかと優しく聞いてくれました。
大体話は聞いてたみたいで、「大丈夫、この後チェンマイまで帰るから乗せてってやるよ」とありがたいお言葉。
あと何軒か回れば仕事は終わりだからトラックで待っててと言われたがこんな時はお手伝いするのが筋ってモンでしょう。
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幸いにもこんなような仕事は日本で経験があります。
めちゃくちゃよく働く日本人としてお手伝いすると予定よりかなり早く仕事は終了、メシにしようぜと深夜のヌードルショップへ。
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イェンタフォーは紅豆腐乳を使ったピンクのスープが特徴で、つみれやイカが入った海鮮ラーメンであります。
久々の肉体労働を癒すにはこの上ないご褒美です。
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途中家族や友人の話になり、なんとなく親近感を覚えたのでした。
スリーポンくんは普段はエンジニアで、夜は家族のトラックでこの仕事を手伝っているとのことでした。
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途中源泉を紹介してくれたり、悪ふざけして楽しく帰ったのはいうまでもありません。
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危機を救ってくれた彼に感謝、ありがとうございました🙇♂️
無事に帰れて、一服して寝。