秋は自然の変化を楽しみながらゆったり過ごせばドーシャも整う。
朝夕は涼しくなって、秋の虫の声が響く。でも昼間のオフィスは冷房を入れて、暑いような寒いような、オフィスの中でも落ちかない。
急な気温の変化や台風も多いこの時期は、ヴァータがどんと上がり、夏の疲れを引きずったままの胃腸や自律神経は、さらに調子を落としていく。
季節の変わり目は疲れやすかったり、よく眠れなかったりで、体が重たく感じる。
アーユルヴェーダでは、秋は、夏のピッタと冬のヴァータの2つの性質の影響がグラデーションのようになっていて、ドーシャも揺れ動いている。
ピッタは目や消化器に影響がでる。
ヴァータは乾燥や不安定な心を増す。
日本は台風シーズンでもあり、強い風のエネルギーはヴァータをさらに増やす。
こんな秋は、ゆったりとおだやなになれることをするのがよい。
紅葉にはまだちょっとはやいけれど、9月末から10月はキンモクセイが咲く。オレンジ色の小さな花がいくつも連なって、甘い香りを漂わせてくれる。
大地にしっかりと根付いた木を見て、ゆっくりと深呼吸しながら、ふわふわとしている自分の心をグラウンディングさせていく。
夜は浴室でセサミオイルマッサージをして、身体を乾燥から守っておく。冷房の影響で冷えている体をゆったりと湯舟で温める。
食事はすこし控えめにして、胃腸を休め、早めに寝室にいって本を読みながらゆったり過ごす。
ちょっと疲れてるなって時は、潔くのんびりするのがいい。
ちょっと早いけど冬支度ってところでしょう。
いつもより、ちょっとスピードを落としてみると、見逃していた身近な幸せに気づけて、「あぁ、私は幸せだな」って肩の力が抜けた。
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