元騎兵隊隊長が教えてくれた字の書き方

ご利用者様に陸軍で騎兵隊の隊長をされていた方がいました。

満州にも行かれていたそうですが、終戦を富山県で迎えたそうです。

富山県は大変酷い空襲を受けたそうで逃げ道が無い全滅を目的とした爆撃だったとしみじみ語られていました。

この方は私にとって字の先生です。

実際に筆を持って指導された訳ではないですか、暑中見舞いや寒中見舞いを贈った際に一言二言アドバイスをいただいていました。

上手な字を書くことを意識したのは陸軍で部下を持つようになってからだそうです。

「手紙を通して部下の家族を安心させたかったから」とその理由を話されていました。

私が具体的にいただいたアドバイスは
・字の配り(配置やバランス)を意識する
・漢字>平仮名>片仮名と字の大きさを意識する
・画数の多い漢字は大きく、逆に少ない漢字は小さく
でした。

そのアドバイスを実践して見栄えが良くなって嬉しかったことや

「あとはもう少し枯れてくればもっと味が出てくるよ」
と笑顔でお話されていたのが懐かしいです。

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