日本橋の元女将が教えてくれた苦手なご家族様の振る舞いを劇的に変えたアドバイス
これは私が直接関わった話ではないのですが、日本橋の元女将さんが、同僚にしたアドバイスが素晴らしかったので紹介します。
訪問介護が施設系の介護と違う点はご利用者様のお宅に伺いサービスをする点です。
サッカーに例えるならアウェーでプレイする訳ですから、各お宅にそれぞれ大切にしているルールが存在したりします。
ご利用者様が、受け入れて下さってもご家族様がピリピリしてたり、威圧感が強いと職員が感じる場合があります。
まあ、当然といえば当然ですよね。必要とはいえ本来他人なんですから。
何度かの訪問を重ねて受け入れていただけるのがほとんどなんですが、私の同僚が伺っていたあるお宅は娘様のまるで監視をするような威圧感と口調の強さに参っていたようです。
何か良い智慧でもないかと元女将さんに相談したところ
アドバイスをもらったそうです。
「そのご利用者さんと二人きりの時に『感じの良い娘さんですね』って言ってご覧なさい」
それだけ。
正直、同僚はそんなことで何かが変わると思えなかったそうですがとりあえず、訪問時に試したそうです。
当然、その時はいつもと同じなんとも居心地が悪かったそうですが数日後の訪問時に娘様の対応がびっくりするくらいに変わって、とても和やかな雰囲気になったそうです。
感謝の報告を受けた元女将さんは
「そういうものよ」と笑顔で仰ったそうです。