見抜くこと、信じること
子どもを育てていると『純粋さ』に驚かされ、感動させられることがある。
その純粋さに触れていると、私自身が大人になる過程で汚れているようにさえ感じる。
そのまま素直で純粋にまっすぐ
育ってほしいと思う反面、
誰かに騙されたり、批判などを間に受けて傷ついてしまうのではないか、、、と心配になる。
シンガポールの元首相(リー.クワンユー)が、『常にシニカルにものを見ることが、ボケないで長生きする秘訣だ』
と説いている。
皮肉なものの見方をすることは、ズルイなどマイナスイメージを感じることもあるが
色々なメディアに触れ、たくさんの人と出会う中で情報を鵜呑みにせずに
自分の中で咀嚼することが大切だと思う。
子ども達に、希望ある明るい未来の話をしながらも
世の中には、こんなに恐ろしい事件も起きているんだよ、と本当の話をする必要がある。
親が、子どもの目の前にある壁や
つまづきそうな石を取り払うことは簡単だが
いつまでも、それをできないし
現実的ではない。
壁にぶつかり、石で転んでも
寄り添い、話を聞いて、励ますことしか親にはできない。