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京都着物ランウエイ 家族の応援
本番前日のリハで、私はいかに何も考えてなかったか、練習してなかったかが、あらわになりました。
モデルの皆さんは、それぞれにただ歩くという意識から表現していく意識へとシフトされ、それを完成されつつありました。
練習していても、何をどう表現すれば良いのかわからない私。真剣に考えてこなかったから仕方ないのですが、このままではいけないと焦り、不安になり視線がどんどんと下へ。
そうすると、「この人、なんかあったの?」みたいに見えるとご指摘もあり、悲壮感たっぷりに帰宅して、家族もそれを察知すほど切羽詰まった顔をしていたようで今も笑われます。
本番前日のリハーサルを終えての帰宅途中に考えたことは、メンタルコーチングの理論からすれば自信がないのは自主練してこなかったからだと考えました。だから、夕食を済ませたら3時間練習しようと決めました。
私の表情から主人が「どうした?」と聞いてくれて、「みんなすごいのに私だけあるけない😭」と話して、夕食を早く済ませて練習したい。動画を撮って欲しい。」とお願いしました。
長女と一緒に主人が見てくれて「迷いがみえるな」と夫。「何かイメージして歩いているか?」と聞かれたので
私は、太陽のような明るさを持ち合わせてないし、色気もないし、可愛いというわけでもない。どちらかと言えば陰キャラで、どうしたら良いかわからないと伝えました。でも、私は私のままで、無理することなく自然体で歩きたいと。
そうしたら、夫が「何かイメージして歩いたら?」と言って、イメージを作ってくれたんです。
森の中に入ってきて、木々を見上げてる
風に揺れる草を手で撫でながら歩いてる
夜空に浮かぶ月を見上げてる
綺麗に咲く花々に出会った
といったイメージを考えてくれました。
そして、ただ歩くよりもこのイメージと一緒に歩くことで、格段と歩きやすくなったのです!!
翌日に仕事があるのに、深夜まで私のために練習に付き合ってくれた夫と娘に助けられて、自信をつけて本番を迎えることになりました。
優しい家族に支えてもらえる幸せをありがたいと感じながら、その日は眠りにつきました。