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生徒さんのお話

東京から蒲郡に移住してきた当時、ヨガだけでは難しかったので、バイトをしていました。
そのうちのひとつが、ガソリンスタンド。
東京にいる頃は車が必要がなかったので、免許は取ったものの、車のことはちんぷんかんぷん。
ならばいっそガソリンスタンドでアルバイトしてしまえば、いろいろ分かって一石二鳥だろうということで。

働き始めて数か月して初めてできた後輩だったKさんは、僕よりも年上にもかかわらず、なんとなくいじってしまうようなそんな雰囲気の人でした。
一緒に働いていると、腰が痛い、肩が痛いとよく言っていたので、

「ヨガやったらいいじゃない」

と誘ったのをよく覚えています。

「ヨガやらないなら、僕の前で痛いって言うな」(原文ママ)

と言った記憶もあります(笑)。←ひどいな。

その後、僕のクラスではなく(笑)、妻のクラスに通い始めたKさんは、身体が痛いということは言わなくなっていったのでした。


今日、今年の稲刈りのため岩手に行く前の準備で、ガソリンスタンドへ。
洗車して、長距離を走るのでタイヤの空気圧を調整して、などをしにいきました。
車を拭いていると、Kさん登場。
昨日はびっくりしました、というので、何かと思えば、昨日のVision of Asanaのレッスンでの話。
昨日は僕が西尾市斎藤町クラスの担当だったので、妻にサラバーサナとチャクラーサナのbefore/afterを撮ってほしいとお願いしたのでした。
いきなりチャクラーサナと言われて、非難轟々だったみたいですが、練習の後の違いがよくわかったと教えてくれました。

before
after

beforeはレスリングだったというのは妻の言(笑)。
でも、練習の後はレスリングではないのがよくわかります。

少なくとも、初めてガソリンスタンドで出会った当時は、こうなるなんで夢にも思いませんでした。
普段のレッスンで動きを見ていると、僕たちの動きに一番近い生徒さんだったりします。

練習すれば、変わります。

Kさんはそれを証明してくれている生徒さん。
少なくとも、出会った当時はただの気弱なおばさんだったのに(←言い方)。

車を拭きながら話していると、家族間の問題にも振り回されなくなったと言っていました。
旦那さんと息子がぶつかっているときに、いつもならその渦に巻き込まれてしまっていたのが、巻き込まれなくなったとのこと。
そして、「あなたと息子の問題で、私には関係ない」と旦那さんに言えたとのことで。

冷たい様に聞こえるかもしれませんが、これは本当のこと。
当事者同士の話に、他人が首を突っ込んでも上手くいかないことは、わかりきったことです。

でも、巻き込まれてしまう。

でも、巻き込まれないことを選択できる。

それが、実は大事なことだったりします。

「ちょっとはヨガを実践できているでしょうか」と言いながら笑顔を浮かべるKさんは、少なくともヨガの道をちょびっと進んでいるのでしょう。

アサナの練習も、「できるようになってきたら楽しい」と言っていました。
ほんと、普段の週一回のレッスンに参加しているだけでは、現状維持が精々です。

Vision of Asanaは週一回の練習から、一段引き上げてくれる時間になります。

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