手品の種
自宅寄席のような様子。桂福丸さんが手品を披露している。
お皿を指でつまむように持ち、盤面をこちらに見せる。お皿の左右の端から赤いハンカチをそれぞれ取り出して見せる。実はお皿には小さい穴が開いていて、そこからハンカチを出しているのだ。穴は持ち手の指で隠されている。それがトリック。
「この手品の種がわかる人いますか?」
ハイ!と手を挙げたのはわたしだけ。
「白河さん、この手品見たのことあるの?」と訊いてきたのは、出演者のひとりでもある桂雀太さん。
「ありません」と答える。
でも、お皿の真ん中からハンカチが出てくる手品なら見たことあるのです。
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