introduction ここに何書く?淀美好み
*「歌誌」をたくさん読むことになったよ!
さてさて、noteに記事を書き始めたばかりですが、今後どのように活用していくかの抱負であります。
ひとつのきっかけとしては、所属結社である中部短歌会の歌誌にて、来る2023年1月号から4月号の「歌誌遊覧」というコーナーを担当させて頂くことになったことです。他結社の歌誌を紹介するというコーナーで、不安ながらもお引き受けしたところ、主宰から大量の結社誌をお送り頂きました。しかし、一回の記事は1200字で、とりあげられるのは1〜2冊になります。たくさんの貴重な結社誌ですから、秋号を読むのが春になろうとも読みたいと思っているのです。そしてもったいないので、「歌誌遊覧」の番外編をここに書こうかなと。
きっかけはなんであれ、気楽に一首単位から歌集単位まで、色々書いてみようとも思うのです。例えば…
*一首評「好き!を解剖する」
今までうまく説明できなかった好きな歌と向き合い直すコーナー。
とにかく短歌をはじめた頃は「評」が苦手で、超個人的な「好き」という感情をなんで言葉にして出さなきゃいけないのかなあ?くらいに思っていましたが、今では、言語化によってその好きの解像度を上げることに意義を感じています。
*歌集評「選り好む」
歌集単位の評となると、「選」をする力も必要になってくると思うのですよ。好きというだけじゃなく、「この本を代表する歌」という視点が入ってくる。作者が大切にしている複数のテーマを網羅するとか、特徴をおさえるとか。歌誌を紹介するときも、そうなのですがトピックの抽出作業がもう大変。
*目標「自分の評価軸を構築する」
賞なんかの選考座談会とか読むと、ほんとすごいんですよね。自分なりの評価基準を持ちながら、多くの人に賛同を得られる広い視野を持たないとできない。そうなるには、やはり自分の良いと感じる基準を分析して確固たる指針として研鑽していかないといけないんだろうと思う。それが自分の作歌にも反映していく。
歌壇では、作家と評論家を兼ねるのが当たり前で、活躍している歌人ほど選評にも信頼が厚いのが、以前は不思議だった。けど最近それが必然だということが身に沁みてきました。なので、とにかく歌と向き合って評をたくさん書こうと思う。
*できれば、月2回以上は更新したいかな…
今のわたしには、良い歌を決して見逃さずに選をして評価するのは、まったく無理!なので、自分のアンテナに引っかかるもの優先。さらに交流がある方の作品は優先して読みたいし感じたことは届けたい。ここに書く記事はとくに、そのような不平等(偏り)をご了承ください。(わたしのも読んでよ!などのお声をいただくのは嬉しいので、Twitterなどからぜひ。)
短い一首評なども含めれば、コンスタント書けるかな。ほんとは週一回とか…少なくても月2回とか?
そんな決意をする年の瀬であります。皆様よろしくお願いします。
淀美佑子