こちら砂短ラボラトリー(15)(禁止薬物の再発防止レポートをかいてみたぜ!その1)
2019年6月15日深夜
中央の予想を2会場UPして、残りの1会場の仕上げに取り掛かった6月15日深夜(早朝?)にJRAから発表されたニュース。
私始め競馬ファンの方々はさぞかし驚かれただろうと思いますが、もっと驚いたのはその薬物が混入しているサプリメントを普段から使用していた厩舎関係者や馬主であることに違いないです。はい。
LABOも大騒ぎ。私だけね(´・ω・`)ウン
真夜中で砂短は酔っぱらって寝てて(推定)電話繋がらないしw
どちらにせよデータシュミレーションが間に合わなかったから、グレーで「競争除外」にするのが精一杯でした。当日マニュアルでTwitter配信も考えましたが、ギブアップ<(_ _)>予想になりませんでした。
その代わり
翌日はきちんと除外された状態でのデータで日曜日は中央5本、高知で3本の合計万馬券8本的中・・・(;・∀・)
江戸:「僕すごくない?(∩´∀`)∩」
淀:「逆に怖いわw最後の高知万馬券怖すぎて言えんかったわ(;・∀・)」
なんでそうなったかは、企業(じゃないけど)秘密。
散々ニュースで流れて耳にタコ出来るといけないので、ここでの経緯詳細は控えますが、最新としては6月15,16日に競争除外対象となった競走馬に対して優先出走権が与えられたこと。良かった。
船橋でも除外が出て可哀想に。地方厩舎にとっては死活問題です。
出走手当付くのかな…。
起きてしまったことはもう取り返しのつかないことだから、
これから重要なのは、ここに至るまでの「真因の究明」と、「再発防止に向けての対策」「それが守られているかの第三者による定期的監視の徹底」に尽きる!!
とは言うものの
言葉で言うの簡単だけど、大変よ。
製造関連のこういうことって実は結構あって、その度に「再発防止に努める」とかいうのよ!私も下げたくない頭100万回(盛った)下げたことある!(´;ω;`)ブワッ
しょうがないじゃん。それしか言えないんだもんw
「私がやったんじゃないのに…」とか思いながら、管理者だったからね。
でもね、「人間が関わってる」以上、絶対なんかやらかすの。
ヒューマンエラーを。
じゃあオートメーション化すればいいのかっていうと、莫大な費用がかかるし、いざ始まったとしてもそれをコントロールするのも、作るのも人間なんです。
仕組みだってそう。「こんなもんでいいんじゃね?」って思ってやってみたら、とんでもない抜け穴があったり、それ自体が機能してなかったり。
「発生」を限りなくゼロに近づけるため真因を究明して対策し、それでも発生した時の為に「流出しない」仕組みや手立てを考えるのが
「再発防止策」
私がだったらどうするかな…と思って、書いてみた。
情報が限られてるからざっくりですが。
******淀目線「再発防止レポート」①******
■発生連絡日
2019年6月14日16:00頃
■連絡内容
飼料メーカより厩舎関係者に飼料を回収をしたい
■事象
飼料に禁止薬物が混入している。
■対象となる飼料
グリーンカル
■対象ロット
2018年12月製造ロット(仮NO:2018-12~)
■禁止薬物名
テオブロミン
テオブロミンとは、カカオエキスの主成分であり、チョコレートやココアに含まれている。薬理作用としては、興奮作用、気管支拡張、強心作用、利尿作用などがあげられる。
■対策前措置内容
①当該ロット(2018-12)自主回収依頼(キロ数等詳細不明)
②当該ロット製品を摂取した可能性がある競走馬を「競争除外対象」とし、レースに出走させない。
■対象ロットを摂取した競走馬
1.JRA156頭(6/15・16開催日出走予定馬)
2.地方競馬は以下の通り(6月17日現在)
引用元:KEIBA.GO.JP.
■現状把握(洗い出し)
1.今回対象になった飼料は、日常的に使用されている馬の為の飼料サプリメント「グリーンカル」である。
2.通常「グリーンカル」の成分表に、テオブロミンは含まれないため表記されていない。
3. 販売しているのは三菱商事が100%出資している日本農産工業株式会社で、製造元は日本農産工業の子会社、ニッチク薬品工業である。
4.「グリーンカル」は発売前に検査機関である公益財団法人競走馬理化学研究所においてロット単位で禁止薬物が含まれていないかがチェックされ、その検査に合格した製品のみを販売許可するフロー(仕組み・決まり事)が存在する(推定の範囲を出ていない)。
5.JRAファシリティーズなど4つの販売業者が日本農産工業株式会社からグリーンカルを購入し、美浦6、栗東22の合計28厩舎、地方では合計22厩舎に販売している。
6.製品はロット管理されている。
7.対象ロットは2018年12月に製造されたものであることが分かっている。
8.製造元では、昨年12月以降は、同製品を違う窯で製造していた。
9.製造元の担当者は「これまで同一配合率で、同一の製造工程の場合は同一ロットと「みなして」きた」と裁決委員会に話している。
10.同じ製品については年に1回検査を受けることになっている。また、同一ロットの場合は出荷前の検査は受けなくてもいい規定だった。
11.製造元は競走馬理化学研究所に2019年4月付けで検査依頼を提出している。
12.それが「検査前」のロットであることが分かっている。
13.製造元は「どこで混入したのかはわからない。原材料には輸入品と国内品が混ざっており、原材料に含まれていて(禁止薬物が)入ったのか、製造工程内で入ったのかのどちらかだろう」と話している。
14.今まで同製品が日常的に使用されているのに、今回だけ禁止薬物が混入している。
淀:「はあ?(´・ω・`)なんだそのロット管理」
淀:「生き物が食べるもんはセメントと違うんだぞ!あ、セメントに失礼だわ!かーーーっ!」
江戸:「ち、ちょっと落ち着こう淀ちゃん。ヌーダピッシャーズ聴こう淀ちゃん。元気になるから。ね(´・ω・`)はい♬エリコはやわらか飯が好き♬」
江戸:「・・・だめか?森田さんブラジャー被ってる姿思い出して。
一条寺さんのぶっ飛んだ感性を思い出して。」
淀:「・・・ふう(*´ω`*)」
江戸:「そこかい!」
この現状把握からみなさんならどこまで要因を突き詰めて、対策します?
関係ねーわ!やる気なくすわ!
ですかね。確かに。
人によっては買った馬さえ勝てば競馬って成立するから。
長くなった&ちょっと考えてみようと思うのでこの続きはまた次回<(_ _)>
よかったら皆さんも。
この考え方、お仕事でも活かせる場所あると思いますよーー
では、馬を愛して止まない皆様に幸運を🏇
お馬にもね。