Milky Way
瞑想に出逢うまで④ 「奇跡の出逢い」
死にたかった…。
だけど、今は子供を置いて死ぬことへの罪悪感があったことに感謝している。
そして、人生の課題をやらずして、問題を真に解決せずに死んでも、死にきれないんだろうな、それは違うんだろうな…というのが自分の中にあったことにも感謝している。
人生は『まさか』の坂があると、上手いことを言ったものだ。
人生がこんな荒波になるとは…
だけど、私の場合は幸せに暮らしていたら、自分の中に眠っていた種が発芽するきっかけを、探す事なく終わっていただろう。
36歳の誕生日を迎えた日、私はノートの端っこに、こう書いた。
ヨガの先生に出逢う
自分と真っ正面から向き合うことを教えてくれるヨギを求め、インドに行った方が良いのかなと思いもあったが、
なぜか、私の中で
ヨギは、ひっそりと暮らしていて表には出ていない、そして近くにいる
という確信に近いものがあった。
ただ、出逢えるかは運命しだい。
出逢えなれば、それは縁がなかったということで諦めるしかないと思っていた。
しかし、私は約3ヶ月後に、その答えが出るなんて思いもしていなかった。
その当時、私は仕事の引き継ぎを探していた。
引き継ぎを探していた理由は、私はヨガに興味をもち、色んな先生のヨガレッスンを受けていく中で、独自のヨガレッスンを自分がやる場をもつようになっていた。
だけど、それを良く思わない攻撃を受けていた。
そんなの気にせずやれば良い…そう思う方がほとんではないかと思うが
私は思ったことがハッキリ言えない性格で、強く言われると、言い返すことが出来ないのである。
そんな事をしていて、借金は返済できるのか?
能力のないあなたは、私の側で一生、働きなさい
そう言われ続け、この時にトドメを刺された。
泣く泣く、自分のレッスンを引き継いでくれる方を探した。
引き継ぎ探しはスムーズに進み、知り合いを通じて、引き継いでくれる方が見つかり、会うことになった。
その方とはカフェで会って、数分で、なぜか深い話になっていった。
私は、出逢って間もないその方に、自分が求めているヨガの理想を話していた。
その方が私に言った。
あなたは男のヨガの先生が良いと思う。
私が習っていた先生を訪ねてみたら?
男の先生がやっているヨガのHPを教えてもらい別れた。
すぐにHPを検索、問い合わせメールを送信した。
しかし、送信するが届かない。
(後から知るが、HPは閉鎖されていた)
おかしいなと思い、HPに載っている住所をもとに、ヨガ教室らしき看板がないか、何回か探しに行った。
見つからない…。
仕事を引き継いでくれた方に、連絡が取れなかったと報告をしたら、
男のヨガの先生の元で一緒にヨガを習っていた方に連絡を取ってくれた。
ヨガをやめて、男のヨガの先生とは連絡を取っていなかったが、奇跡的に携帯のアドレスに男のヨガの先生の電話番号が残っていたのである。
私は電話番号を教えてもらい、勇気を出して連絡を取った。
男のヨガの先生はヨガを教えることをやめられていた為、私に、なぜヨガを習いたいのかを聞いてきた。
ヨガの本質を知りたい想いを伝えた。
男のヨガの先生は、静かに全てを聞いてくれた。
ヨガ指導をしましょう…。
私のリセット人生がスタートしたのであった。
私が新たな世界に行くのを良く思わない方が、私にトドメを刺さなければ、この出逢いには繋がらなかった。
切れてしまいそうなくらい細い糸であったが繋がっていたのだ。
奇跡の繋がりから、瞑想ヨガ人生序章が始まった。
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