昔のものは本当に「古い」のか?
私は古い音楽が好きで、音楽を聴く際はSpotifyの90年代のベストなどといったプレイリストを好んで選択している。
まあ正直全然詳しくないので、その時代の音楽に詳しい方からしたら、せいぜいハマっている程度であるかもしれない。
私はこれらの音楽を、懐かしい気分に浸るために聴いているわけではない。そもそも、私は99年生まれであるため、90年代の音楽を聴いて懐かしい気分に浸れるはずがない。
何故古い音楽を好んで聴いているかというと、
物心つく前に流行っていた音楽は古い曲ではなく、むしろ新しい曲と考えているからである。
もちろん世間にとって、特に40代以上の方にとってみれば、90年代に流行した音楽は古く、懐かしい曲であろう。
しかし、99年生まれの私にとってみれば、それらの音楽は2022年にこれから発表される新曲となんら変わりない、初めて聴く楽曲である。
しかも、2022年に生きている私たちは、過去の音楽の中でも特に人気の曲を集めたプレイリストを聴くという特権を持っている。
自分にとってのお気に入りの楽曲やアーティストを見つけるに当たって、自分が物心つく前の音楽にも目を向けてみてはどうだろうか。