匂いで私たちの行動は左右されている? 〜匂いと行動の結びつき〜

ガストロフィジクスの分野が確立される(2015年くらい)以前から
匂いと人間の行動の繋がり(相関性)はかなり研究されてきました。
その中で日頃の生活・食事に役立ちそうな情報をここでピックアップしたいなと思います。
(参考; Sensation: The new science of physical intelligence, Thalma Lobel


① 甘い匂い(ex. バニラ)、ラベンダー、パン、コーヒー、シナモンの香り
  (一般に心地よいとされる香り全般)
   →他人に優しい行動を取るようになる、財布のヒモが緩くなる

② ペパーミント、シナモンの香り
  →集中力アップ(注意力が必要とされる認知的活動の能力アップ)

③ ペパーミントの香り
  →運動能力向上

④ ファストフードの匂い
  →せっかちになる

⑤ ゼラニウムの香り
  →人に親切になる(親密度が向上する)


他にもあるのですが、基本的には、
「心地よい香り」→気持ちが大きくなる→寛容的な行動を取る
「不快な匂い」→不快になる→利己的な行動を取る
というパターンが多いと思っておくといいと思います。

この香りが行動を誘発する仕組みはマーケティングの世界でも
利用されています。(特にレストランやエンターテイメント)
シナモンの香りがやけに漂ってくるなあ、と感じたら
少し気をつけた方がいいかもしれませんね(笑)

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