一人会社設立物語～番外編～商号の謎
一人会社設立物語も第５話まできましたね。まだしばらく定款作成のお話が続きます。
少し飽きてしまった方もいらっしゃると思います。
ということで、今回は番外編をおおくりします。
今回は、ゆやさんの設立中会社の商号を発表します。
その名も、「YU＆YA・太ろうカンパニーNo.１株式会社」です。（注 架空の会社です。）
「なんて奇抜な商号なんだ」ということはさておき、商号に数字や記号(＆ ・ . )を使ってもいいのでしょうか？
実は、いいんです。こちらをご覧ください。
平成１４年の商業登記規則等の改正、商号の登記について、それまでできなかったローマ字その他の符号を用いることができるようになりました。
１ 商号の登記に用いることができる符号
(１)ローマ字（大文字及び小文字）
(２)アラビヤ数字
(３) 「＆」（アンパサンド）
「’」（アポストロフィー）
「，」（コンマ）
「‐ 」（ハイフン）
「．」（ピリオド）
「・」（中点）
※(３)の符号は、字句（日本文字を含む。）を区切る際の符号として使用する場合に限り用いることができます。したがって、商号の先頭又は末尾に用いることはできません。ただし、「．」（ピリオド）については、省略を表すものとして商号の末尾に用いることもできます。
※なお、ローマ字を用いて複数の単語を表記する場合に限り、当該単語の間を区切るために空白（スペース）を用いることもできます。
意外となんでも使えるんですね。
さて、今日は会社法に関係のない話をしてしまいました。
次回第六話では、定款の話の続きを書いていきます。
ではまた第六話でお会いしましょう。