土地の一部の売買と登記の可否
予備試験、司法試験受験生向けに登記の基礎知識の解説をしていきたいと思います。
一つの土地の一部を売買することは可能ですが、分筆しない限り、所有権移転登記をすることはできません。
売買をした部分についての所有者は買主ですが、所有権登記名義人は売主のままとなってしまいます。このままでは、対抗要件を備えることができないので分筆登記をすることになります。
分筆登記は、土地家屋調査士の先生の専門分野です。
参考までに不動産登記記録例(法務省民二第386平成28年6月8日通達)を貼り付けておきます。