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panda_3:人間の最大の罪

 いま勤めている学校と、前に勤めていた学校とで大きく異なることがある。それは、圧倒的に「突発的な業務、急に降ってくる仕事」が多いということ。

 私は、急に仕事を頼まれたり、突発的な業務によって急な予定変更をさせられたりすることが非常に苦手な性格です。いや、「苦手」というより「とてもイヤ」と言ったほうが正確かもしれません。実際、急にお願いされてもそつなくこなすことはできる方だと思うし、求められる合格点ギリギリを出すことはできる方ではあると思います。ただ、とにかく、ものすご〜く「イヤ」なのです。。。(教員に向いてないって言わないで…)

 私は毎日のルーティンのひとつとして、出勤したらその日に処理しておきたい業務、やりたい仕事を整理するところから始めています。
 「今日はまず○○をしよう」「今日は時間があるから腰を据えて教材研究をしよう」と思い描いているときに、出勤早々に仕事を頼まれるとつい反射的に「えっ…(困惑)」「嫌だな…」という気持ちを隠すことができなくなってしまうことがあります、本当にお恥ずかしながら。。。

人間の最大の罪は不機嫌である。

ゲーテ(ドイツの詩人、小説家、劇作家 、1749~1832)

 ゲーテの言うとおり、不快な感情である不機嫌を表に出すことは最大の罪だと思います。

 不機嫌とまではいかなくても嫌な顔をしてしまったり、拒否したい感を出してしまったりすると、いつも強烈な自己嫌悪に陥ってしまいます。こういうときに、「それは大変ですね!承知しました!お引き受けしますよ!」と笑顔で対応できたら…と毎回後悔している。。。

ほんとうに他人の人柄がわかるのは、その人と大喧嘩したときだということです。そのときこそ、そしてそのときはじめて、その人の真の人柄が判断できるんです。

アンネ・フランク(『アンネの日記』著者、ユダヤ系ドイツ人の少女 、1929~1945)

 アンネの言うとおり、その人の人柄は平時にはわからないと思います。ピンチの時とか忙しい時、苦境に立たされた時のとっさの対応に、その人の真の人柄が滲み出てくるものだと思います。どんなに取り繕っていても、どんなに本を読んで人間力的なものを磨いた気になっていても、バレてしまうんだろうな。

 次こそは…次こそは、急な依頼にも笑顔で引き受けられるように心構えをしておきたい。

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