YouTube、1年の軌跡とその戦略②(美学の後回し)
チャンネル登録者は0人
もちろんスタートはそこからだった。YouTubeは初動が一番難しい。どんなにクオリティが高いものであっても、登録者0人の勉強動画を見る気は湧かない。絶世の美女ならサムネでとびきりの笑顔を見せればいい。残念ながら私はそうでなはい。アキネイター似のアンパンマンだ。
それでも何かしら動画を出さないと話は始まらない。
7月の半ば、世の大学生は夏休みという天国に向けてテスト勉強という地獄の期間を歩んでいる最中だ。
ここしかない
理系大学生がテストで困るであろう範囲を集中的にアップすれば興味をもってくれるはずだ。急いでテスト対策に特化した動画を3本作った。
本当にやりたいこととは違った
テスト期間だけ突貫工事的な勉強で乗り切ることを推奨したいわけではなかった。サムネイルにも「現役東大院生(博士課程)」というパワーワード(?)を使ったが、学歴でゴリ推ししていくスタイルを目指しているわけでもない。
しかし、綺麗事を語るのは成功してからだ。美学はそれから好きなだけ語ればいい。
YouTubeで生き残るためには非常に熾烈な戦いに勝ち抜かなければならない。自分の武器をすべて出し切っても勝てない人は五万といるのだ。出し惜しみをしている場合ではない。
サムネで気を付けたのは以下の2点だった
「予備校のノリで学ぶ」といれて他と差別化を図ること
顔を入れ、黒板の前に立ち、板書形式の授業であることを伝えること
これだけは守っていこう。
実はこのとき、1つの問題が発生していた。それは撮影場所の空調がうるさすぎるという問題だった。仕方ないので真夏の中、エアコンなしで撮影を行なった。なんせ早くしないとテスト期間が終わってしまうのだ。
その結果、汗だくで授業をすることになった
苦しい下積み時代というやつだ。なので昔の動画を見返すのはあまり好きじゃない。容姿よりも音声の質を選んだ自分を褒めて欲しい。それにしても髪の毛はペチャんこだし、心なしか顔の覇気もない。砂漠の中を3時間歩いた桝太一のようだ。
しかし、そのことについてとやかく言ってくる視聴者はいなかった。みんな内容を褒めてくれている。なんだ
YouTubeって思ってたより平和な世界じゃないか
そう思ってとりあえずこの問題は後回しにし、先へ進んだ。
さぁ、どうやってこの動画を宣伝しよう。
(③へ続く)
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