サイダーの警告

苦笑いをした瞬間

グラスがカチンっと鳴った

炭酸がいっぱいの

サイダーが声を上げたのだ 


いつか瞳を煌めかせて

ビー玉を見つめたラムネ瓶もみえる

それでいいのか

ビールなんかよりよっぽど炭酸

何笑ってとおりすぎてる

心なくすな

どこまでも澄んだ真っ直ぐなビー玉で 

澄み切った山の源流みたいな泡つぶで

ぼくの瞳をパチンっと

たたいた

悔しさに泣きたくなって、

ぐいっと飲むと

喉を通して

僕の心臓に

そのさわやかな激しさで

いくつも

いくつも

真っ直ぐに澄み切った応援をしにきた

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