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8/25 浅草 Gold Sounds / Gold Sounds presents『-kotodama-』

act: 高木フトシ / 長谷川幸裕 / 星乃馨

 8/25この日のイベント3マン❗️髙木フトシの希望が実現した組み合わせ✨彼自身がMCで語っていました‼️イベントならではの3人3様、それぞれの音楽表現、唄詩があって面白い😆
 自らの希望が実現したフトシさん、MCでとても嬉しそう☺️に共演する2人を賞賛✨する言葉を伝えていました❣️

 8/25。この日は、浅草にほど近いライブハウス浅草GoldSounds。イベントタイトルは“kotodama”。
 “ことだま”とは古代日本において発せられた言葉に霊が宿っていると信じられていた霊力のこと。現代にもおいても言霊の力があると信じられている。

“言葉を扱う人間だから。
あるよね、言霊。
目に見えないモノじゃ無いから。”
(髙木フトシ公式HP/20240825ブログ引用)

 フトシさんもまた言霊を信じていたんですね。彼は自身の詩を解き放つとイベント前日のブログにて宣言していました。🙂
 唯一無二の髙木フトシの音楽は歌声、ギター、エフェクター、歌詞、旋律で完成されると私は思っています。その内の歌詞のパーツは髙木フトシという音楽家を語るに最も欠かせないパーツの1つです。フトシさんの書き下ろす詩は旋律と共にある歌詞という側面もある。。でも。フトシさんの書き下ろしたその詩の数々は一編の詩作品としての価値もあると感じるのです。彼の詩は彼の絶対的世界観があり歌詞単体でひとつの文学作品なのです。
 彼の書く詩は行間があります。その行間を読み解くのがとても難しく感じることがあります。最初は理解出来ないかった行間も、自分なりに解釈してこんな感じのメッセージがあるのかな?と思えるようになった時は作品に触れられたと感じとても嬉しくなります。恥ずかしいながら、、あまり本を読む習慣がなく、文学知識、読解能力を全くして持たない私はフトシさんの詩に少しでも触れられたという感覚はとても嬉しいのです。以前、フトシさんは歌詞を感じることは、人それぞれで感じたそれが正解でいいと言っていたことがあり、その言葉に救われたという記憶があります。誤解なく言うとフトシさんの歌詞は行間難しいだけではなく、極彩色の革命夜空のように人の心に寄り添うストレートに刺さる詩もたくさんあります。フトシさんが書き下ろす詩には、彼がテーマとしている事柄だったり、人に光を照らすものだったり、寄り添うものだったりと情景があり物語があります。そして、彼のメッセージが込められています。彼のワンマンライブでは、これらの詩作品をセットリストで並べ繋がり聴くと一つの映画を観終わった感覚、もしくは1冊の物語を読み終えた感覚にもなります。彼が書き下ろした詩は何編ともあり、ライブではたくさんの物語を紡ぎ出します。そして、聴いた人の個々に持つバックグラウンドで、それぞれに解釈があり、人の数だけ内部表現がある。詩を聴いた人の数だけたくさんの物語があるのです。

 話しがかなりの脱線しました。😅
 ここで言いたかったことは、フトシさんが書き下ろした歌詞の数々はライブで発せられ言霊として魂が宿り解放されます。フトシさんが自身で生み出した歌詞を歌うことにより魂宿った歌詞が、旋律に乗ってこの世界を駆け巡ります。そして、生み出された詩の言葉はこの世界で生き始めるのです。

 

 ライブの様子に話しを戻します。😆 この日のセットリストは隔月ワンマンから生まれた曲で繋げられた印象です。どちらかというと硬め重めな感じで現代社会に対する疑問符を投げかけるような歌だったように感じます。無知の支配から始まり、、バラ色の秘密、サイレント・エラー、バイアスコード、車輪の声、冷めた目の子供達、、など。これは髙木フトシ的言霊ではないでしょうか。歌詞の言葉ひとつひとつ真実があり誠実に歌われていました。それは見事に言霊として解き放たれていると肌で感じることが出来ました。⚠️もちろん私解釈です。🧐 
 個人的にこの日に歌われた車輪の声に目頭が熱くなり、サビのところでは胸がつまりました。これは冗談ではなく、初めて聴いた時、フトシさんがギターを弾き始め、2秒で名曲だと感じました。以来、この曲はいつ聴いても名曲です。ちなみにブログにてフトシさんはこの歌についてボロボロになっても遠くで鳴る「車輪の声」と説明してました。この説明も詩の理解を深める一つ要因となり、この曲を聴くと情景が浮かび、この歌の世界に住む人の声が聴こえてきます。  
 
 本編残り1曲は、ハード目のセットリストの流れからフトシさんが勢いよくギターを掻き鳴らし歌い始める。。。ギターを掻き鳴らす。。歌始まらず。。Chaos / Ending。フトシさん「あれ?あれ?」と何か不測の事態があった様子。再び仕切り直して。。ギターを掻き鳴らす。掻き鳴らしているけど、、、フトシさん歌い出せずという一幕がありました。フトシさん曰く、アンプから出てる音のせいで音程が取れなかったという。。多分、珍しいハプニング。しかしながら、、、そんなハプニングは軽く乗り越えるフトシさんです。🥰
 
 フトシさんは歌詞のファイルのページをさらりとめくり、「優しい曲を」と曲紹介がありKeep it carefullyを歌い始めました。この曲は、歌詞も旋律もとにかく優しい。それに輪をかけて、フトシさんは優しく優しくこの歌を歌っていました。この曲が始まると、熱気を帯びていた会場も良い意味で落ち着き、スーッとその場の雰囲気が静寂と柔らかく心地よい温かい空気に変わりました。  

 本編終わるとアンコールの拍手。しばらくしてアンコールに応えるためにフトシさんは再びステージに戻ってきてくれました。まずは告知をと10/13に浅草goldsoundsにてワンマンの告知。このワンマンの詳細を伝えるのを忘れていたと。。最近のフトシさんの物忘れ事情を話してくれました。「バンドとか出来ないです。もう」と。。続けてこの話しをフリに最近観たYouTubeの話し。観ていた動画にB6Bの写真が出てきて、その写真に自分がいて超恥ずかしかったと。これは巻き込まれ事故、変な汗が出た一件でしたと締め、客席から笑いが起こりました。ここでMCが終わるのかと思っていたら、言いたいのはそんなことではないとYouTubeで観たブルーハーツの話しを話し始めました。フトシさんは少し前まではブルーハーツが大嫌いだったと告白。その理由は、詩が綺麗なのにパンク。それが納得出来なくて、なんでみんなこの歌が好きで、どんだけ綺麗で、こんな綺麗事で生きていける訳ないだろう。。ということでした。でも今は考えは変わり、昨日、ブルーハーツのライブ動画を観ていて「終わらない歌」を聴いた感想を聞かせてくれました。めちゃめちゃカッコ良く感動してしまったそうです。フトシさんはこの歌の歌詞に出てくる「クズども」について、いつの時代のクズどもを指すのか?フトシさん的疑問について熱く語っていました。他にもブランキージェットシティの動画を観てめちゃくちゃカッコ良かったと「すんげーカッコ良いから、YouTube上がってるからみんな観て」とブランキーをオススメしていました。フトシさんの歌はシリアスですがMCは素のフトシさんが少し垣間見れるので好き🥰です。
 「そんな感受性の弱い俺の話しです。みんなロックンロール楽しんでください」と楽しくMCが締め括られ「派手なのいこうかな」とblind/blindの聞き慣れたギターの音。エフェクターとギターの派手な音が鳴り響くと会場の雰囲気をパッ✨と明るく変えました。それに付随して照明も明るくなり歌の世界へのスイッチをアシストしていました。

 フトシさんのステージはとても満足な気持ちしかなかったです。フトシさんの歌が聴けて幸せな時間を過ごせました。
 イベントタイトル通り言霊に包まれたステージを実感出来ました。充実した時間をありがとうございました!


2024/8/25
浅草goldsounds セットリスト
01 無知の支配
02 バラ色の秘密
SE 01
03 サイレント・エラー
04 バイアス・コード
SE 02
05 車輪の声
06 冷めた目の子供達
07 Keep it carefully
en
01 Blind / Blind

   (髙木フトシ公式HPブログから引用)






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