8/31 本八幡 Route14 "フトシとタスクの夏祭り2024"
act: 高木フトシ / 新宿心音会板谷祐
恒例となりつつある、、、というか、もうすでに恒例の域に達している本八幡ルート14presents、フトシとタスクの夏祭り。このイベントは新宿神音会板谷祐と髙木フトシによる夏の2マンライブイベンである。当初は普通に彼ら2人の2マンイベントだったと記憶する。いつの頃からか、この「夏祭り」がタイトルにつくようになった。この月日は小学生だった子が高校生になるくらいの歴史がある。さらに歴史を紐解くと彼ら2人が企画した川崎クラブチッタで行われたオールナイトイベント“唄宴”に遡ることになるのだろうか。私はこのイベントには髙木フトシ弾き語り10thanniversaryに行われた“唄宴”に参加したことがあるのみ。この時も相当楽しかったが、当時、すでに伝説イベントとなっていた“唄宴”には、残念なことに参加したことがない。今日の”フトシとタスクの夏祭り“体験すればこそ、さぞかし楽しいイベントだったろうと想像する。この系譜を受け継ぐ“フトシとタスクの夏祭り”が楽しくないわけがないのだ。
この日は大型台風の影響により夏祭りが無事に行われるのだろうか、と言う心配が頭に過ぎった。だが、そんな心配は無用であった。晴天とはいかないが土砂降りの雨に見舞われることなく、夏祭り会場に無事辿り着くことが出来た。これは天に愛されている髙木フトシの力で大雨、台風が避けられたと思う人も多いと思う。(彼は雨の日に外に出ると雨が止んで傘いらずだという)しかし、これは彼の力だけではなく、この夏祭りに参加、視聴したいというファンの強い思いと願いが天に通じたのに違いないと思うのだ。
夏祭りの始まりは新宿神音会板谷祐。曲名は分からないが彼の2匹の飼い猫ちゃんの歌がとても癒された。歌詞に共感して幸せな気分になれたのだ。そして、新宿神音会のステージが終わると髙木フトシの出番である。
髙木フトシの夏祭りのセットリスト。後日のブログにてリクエストを加味して考えられたものだと言っている。夏祭りを意識したセットリスト。いつもの曲の重さが少し軽めに感じる選曲。だが、しかし楽しい夏祭り、それでもブレずに歌う彼の姿勢が感じられるセットリストでもあると思うのである。
MCはいつもより多めの印象。イベントならではと言ってもよい。夜虹を歌い終わった後に客席に対して「こんな前向きで、みんなの顔を見ながら歌えるのは今日ぐらいしかないからな(笑)めっちゃ楽しい(笑)」と。
毎年このイベントで歌われている曲がある。夜音。毎年この曲がリクエストしてくる人がいるそうだ。そして、夜音を作った時のエピソードを話してくれた。
一人暮らしを始めた頃、毎日夏になると窓の外で神輿が通って、子供たちの声が聴こえてきた。その頃は朝まで酒を飲んでいたから頭痛くて子供たちの声もうるせーなと思いつつ、でも子供たちの声がすごい心地よくて窓全開にして良く聴いてたなと。。
雨音の後のMCでは台風の話し。こうしてイベントが開催出来たのは俺おかげと冗談を。続けて台風についての彼の持論を展開。そして「こんな風にMCで喋るのも今日くらいだからな。たっくんと一緒の日しか俺は喋んないからな」と。板谷祐の名前を出して惚気る。後日の自身のブログでこの夏祭りを骨休めと表現。そう言う影響を与える男と板谷祐を表している。余談、何故だか彼にそういう存在がいることに安心を覚える。
この日、最後の曲はthehatehoneyのBlueberry motel。歌前のMCではベストアルバムが絶賛発売中とアナウンスされた。彼が「買って欲しいな。。」と言うと客席から拍手が起こった。このアルバムにはロックな魂がそこにはあると。そして、この詩を書いた時の思いを聞かせてくれた。髙木フトシと八田敦の集大成。
「初めて敦の曲に詩を書いて、敦と同じレベルな何か掴み取れたなと思った」と話し髙木フトシは静かにギターを引き出す。静かにBlueberry motelを歌い出した。弾き語りで歌われたこの歌は、バンドの音とはだいぶ印象が違う。サプライズ的に聴けたのも嬉しい気持ちになった。
8/31 本八幡ルート14
"フトシとタスクの夏祭り“ セットリスト
髙木フトシ公式HPブログより抜粋
SET
01 Radio star
02 Here we go(vez)
03 夜虹(vez)
-mc
04 夜音
05 雨音
-mc
06 車輪の声
07 バラ色の秘密
-mc
08 Betelgeuze
09 Blueberry motel(the hatehoney)
En. SESSION
新宿神音会板谷祐(以下:タスクさん)と髙木フトシ(以下:フトシさん)のそれぞれのステージが終わった後、この2人のセッションが夏祭りの真骨頂である。
セッションは夏を感じる名曲のカバーとタスクさんが「最近の我々のテーマソング」と歌紹介する葛城ユキさんのボフェミアン。フトシさんの普段聞けない歌が聞ける夏祭りは貴重である。
2人のトークは楽屋の雰囲気。2人のたわいもない話しが特別感があって楽しさが倍増するのだ。一つの話題が話していくうちに幾つもの話題に広がっていく。タスクさんがツッコミ、天然でボケるフトシさんの構図が面白いのだ。客席からも笑いが絶えない。普段シリアスな歌を歌う髙木フトシのギャップを味わえるのも夏祭りの楽しみの一つである。
※ここでトークの内容を文字お越しすると面白くないので内容は割愛する。
2人のテーマソングとなっているボフェミアンが最高潮に盛り上がる。客席からのフトシさん、タスクさんへ惜しみない拍手が起こる。拍手の嵐の中、今年も2人の夏祭りは大円団で幕を閉じた。
セッションSET
−トーク
01 少年時代
−トーク
02 涙そうそう
−トーク
03ボフェミアン(フトシとタスクのテーマソング)
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