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9/4 高円寺 club ROOTS! "うつるも涼し、月かげに"


act: 高木フトシ / くまね / 中川謙太郎 / こいけみほ


 うつるも涼し、月かげに、、、夏が終わり秋を感じさせる涼しげなタイトル。それに反して髙木フトシ(以下:フトシさん)の歌は熱かった。

 セットリストはイベントタイトルを意識した選曲なのか、歌詞に月のワードが出てくる曲が歌われていた。フトシさんの後日のブログでもタイトルにちなんだSETと言っている。イベントでは久々に歌われる歌々もあり、これはイベントライブの嬉しいことの一つである。ワンマンのような長丁場と違ってライトな髙木フトシというイメージなのだが、これはこれで十分に髙木フトシの歌を楽しめるのだ。

 この日は4マンイベント。見た目も音楽も4種4様。MCでは共演者の1人ひとりにコメント。個性豊かな共演者の音楽について賞賛していた。楽屋でも楽しい時間を過ごしていると、フトシさんは笑顔で話していた。ステージでフトシさんの笑顔が見れるのはこちらもホッとする。何故だか嬉しいものだ。

 1回目のMCを挟んで4曲続けてセットが進行される。7曲目のふたつの月へを歌い終わった後、「今の曲が最後でした」とフトシさんから告げられる。心の準備なく最後の曲と告げられたため客席からはアンコールの拍手が起こらず、一瞬その場の空気が静まった。そこで客席にいた共演者のくまねさんが反応、ステージのフトシさんにヤジを飛ばす。これがきっけかとなり会場の空気が和やかで陽気な雰囲気へと変わってゆく。くまねさんからはアンコールの要望が上がる。フトシさんからはその返答に笑顔で「アンコール言えよ!」と。微笑ましい楽しい掛け合いになっていた。和んだ雰囲気の客席からはアンコールのコールと拍手が沸き起こった。
 
 最後に髙木フトシから配信を観ている人、会場にいた人に向けて「みんな音楽を楽しんで。なんか。なんだろうな。明日の糧に。少しでもね、明日の糧に。。というか。でもなんか明日も頑張ろーとなってくれてたらいいなーと思ったりします」(9/4高円寺clubroots配信より引用)と締めくくりアンコールへ。
 
 アンコールはblind/blind。
 
 良い雰囲気のなかフトシさんのステージは終わった。先日の8/15終戦記念日ワンマンと同じ会場ではあるが、雰囲気は真逆のもので重々しい空気はなく、終始和やかなムードでだった。フトシさんは多くの楽曲を持ち、幾千もの表現が出来る音楽家である。故にいつも新鮮な気持ちでライブを楽しめるのだ。
 このイベントも例外なく新鮮な気持ちで楽しく幸せな気分でこの日、この時間を過ごすことが出来た。髙木フトシの音楽は私の明日の糧なのだ。


9/4 SET
01 Dark ferris wheel
02 Moon light fever
03 It’s a New world
-mc
04 Searching for a heart
05 Star fall
-mc
07 夏の影を
08 ふたつの月へ

En
01 Blind / Blind

髙木フトシ公式HP ブログより転載

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