夜明けのみつまた

私の心の欠片です。どうぞご観覧ください。

夜明けのみつまた

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最近の記事

月草色

秋風に毛先を攫われ風になびくたびに、身体を焦がす夏が過ぎ去ったのだと体感する。 けたたましく刹那の叫びをあげる虫の声も遠い昔のように感じる。群青の空は季節の移ろいと共に色を薄くしてゆく。巡る季節の切なさと期待が入り混じる中間色のような今日この頃の一瞬の色の輝きを見つめている。

    • 9月24日 朝の1行日記

      朝風呂を終えて窓を開けると、秋の清々しい空気で部屋が満たされて、心地よい温度で体の熱を冷ましてくれた。

      • 来秋

        赤蜻蛉の群れを見たとき 黄金の稲穂を収穫しているのを見たとき 爽やかな風に髪が はためいたとき 夕暮れ時に鈴虫の音を聞いたとき ああ、秋が来るなあ…と思う

        • お風呂

          あたたかく 包んでくれる沢山の水 肩まで浸かると 胸が圧迫されてちょっと苦しい じわじわと 指先足先から熱が広がる 体を巡る血が ちょっとだけ駆け足になる 良い匂いのお湯に浸かれば 心も体もほぐれてゆく