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老母と私の農作ノート31
チェーンソーはしまい込もうという思いだったのですが、思い返せば山積みになった枝やら木やらがそのままになっています。今日は雨だったのですが、土曜日まで三日もあれば乾くと思います。枝打ちくらいなら片手斧で十分ですが、燃やすなら太い幹はチェーンソーで小分けにする必要があります。どうやら次回もチェーンソーは使う必要があるようです。
バラの大苗をホームセンターで見てみたらひとつ千円弱はするではありませんか。さすがに美しいバラの花は苗でも高い。大苗の方が初心者には向いているという話ですが、少し高いなあ。それでも母が植えたければ買ってくるのだけど、知り合いからバラの苗とか譲ってもらえないのか聞いてみるという手もあります。
こちらがやろうかと思っていたことを老母は先回りするようにやり終えてしまっていることも多いので少し様子を見なければなりません。
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それはさておき、そろそろ寒さを感じる季節になりました。庭の整理をはじめた頃は切り倒した木や枝を焼却することなど考えませんでした。暑さに辟易するような時期だったからです。10月の終わりくらいまで残暑と言ってもいいような季候が続きました。今年の夏は猛暑だったので、大切にしていた胡蝶蘭もどうやらやられてしまったようです。先日母にもらったデンマークカクタスを代わりに大切に育てようかと思います。
ただ、まだ胡蝶蘭の復活にはかすかに期待しているのですが。
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胡蝶蘭の方は全くと言っていいほど手がかからなかったのですが、それが逆に枯らす原因になってしまったかもしれません。デンマークカクタスの方は短日性なので夜中まで光りに当てると花芽がつかなかったり、葉つみを行う必要があったりとなかなか手間がかかるようです。世話をする習慣をつけなくてはなりませんので、花の覆いをとりあえず準備しました。
ところで蘭の花は鉢植えのイメージが強いのですが、地植えはしないみたいですね。蘭の花は木などに着生するためらしいです。そういえば、昔うちにあった富有柿の木の上に「風蘭」が自然着生していたのを思い出しました。
誰か忘れたけど譲って欲しいと言う男がいたので好きなだけ風蘭をむしらせたことがあります。それを黙ってみていた隣のおばさんが男が帰った後「あれは高い花なのに」などと皮肉っぽく言ったのにカチンときました。
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あの野生の状態では売り物にならないので男に譲ってやっただけですが、そのおばさんは(もうすっかりばあさんになったのですが)つい先日も私が物置を片付けているところに用もないのにやってきて「あんた所は財閥だから」と再三にわたって繰り返しました。「ババア、何の用だ」と言えたらすっきりしたのになあwww
私の実家は庭は広いが財閥などと言われるにはほど遠いのです。「財閥」と再三にわたって繰り返したわけは、どうも風蘭をただで人に譲った30年ほど昔の出来事が根源にあるようです。どうにも救いがたいことで・・・