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老母と私の農作ノート3

9月中頃の土曜日。勤めは休みなので、母に会いに行き畑を耕してみようと思い立ちます。

自分のKindle出版した「ダイエットは結局この方法がいちばん」がペーパーバックとして手に入り、それを母に見せに行くのももう一つの目的でした。今回もう一度画像を載せさせてください。リンクも張っています。


最初にアマゾン出版の話をしたときに、母の喜ぶ様は少しこちらが引くほどでありました(笑)詳しく話してそれほどたいしたことではないと諭しても、相変わらずの喜びよう。

何度話しても忘れるようになったのかもしれませんが、うれしがっているならそれも親孝行だと、とうとう私はその辺りのことを話すのはあきらめました。

母は私が渡した本を仏壇に供え、親戚中につげ周り・・・(笑)挙げ句の果てに知人達にも売るから用意しろと言って10冊ほど要求されました。

電子書籍で安く読めるよと言っても、何のことか分からない様子。母の知人や兄弟達も同年代ですからこれはペーパーバックを渡すしかないなとあきらめてしまった根気のない私。

自分で書いた本なので著者価格(印刷費と郵送代)で手に入るから、私が注文することにしました。

その日はそんな話をすることで時間を取られ、庭とその一隅を耕した畑はちょっと見ただけです。畑の横には八畳程度のビニールハウスを設置しています。おや、ここでビニールハウス栽培も可能ではないかと思った私は、中を見てびっくり。

ビニールハウス

中は野いちごやなんかの雑草がはびこり、壊れた扉や石ころ、使わなくなったでかい火鉢、発泡スチロール、破れたふすま・・・

ゴミ捨て場と化しているのであります。次に来るときはこいつを片付けようと決意してその日は母に言われて他の場所の草刈りをしました。

そのビニールハウスは上の写真の半分以下の大きさではありますが、片付けるのはなかなか大変そうです。

次の木曜日には午前中で勤めが終わり、午後から時間が取れたので、ビニールハウスの雑草をまず片付けようと実家に駆けつけました。母は留守なので一人での作業です。

草刈り機

1時間ほどでなんとか地面が出てきたのですが、なかなか作業ははかどりません。場所が狭いからでしょうか、なんとなくストレスがたまってくる始末。最後は内部にはびこるツタの根っこ部分を切り離して一応満足をして終わります。

その次の土曜日に母から苦土石灰を買ってくるように言われました。大根を植えるが、その前に石灰をまいて土を作らないといけないとのこと。

農業など全く素人の私には初耳の話です。いちばん簡単な農作物を植えようと決意していたのですが、これはいろいろと大変なことだと改めて自覚しました。


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