「歪み」を見つけて「歪み」で稼ぐ!トレードで勝つ王道パターン
1.人間の世界は歪みだらけ
人間の世界は、効率的で合理的でありたいと願いながら、全くそうなっていない。
非効率的であり、非合理的であり、そして非論理的な世界。
更に、極めて感情的な世界。
こうした世界には、あらゆる歪みが生じる。
歪みが生じている場所には、知識差や物質差、認識差や価格差など、あらゆる「差」が生じる。
そしてほとんどのビジネスは、突き詰めればこの歪みで生じた差を利用したものでしかない。
もちろん、トレードもそうだ。
2.トレードでの歪み
・アービトラージ
トレードで歪みを取る代表的なものはアービトラージ’(裁定取引)だろう。
機関投資家や一部の個人が行っている。
市場間や商品間、証券会社間、取引所間などあらゆる場所で生じた価格差を利用して取引する。
大きな資金を使って、小さい利ザヤを繰り返し稼ぐ。
価格差が生じたところを見つけて、割高な方を売り、割安な方を買う。
そして価格差が縮まったときに決済し、利ザヤを得ることが出来る。
アービトラージの特性上、比較的リスクを抑えて利ザヤを得ることができる。
・裁量トレード
あまり意識されないが、結局は裁量トレードも価格の歪みを利用して利益を取っている。
全ての金融商品の市場価格は、基本的に非効率的で非合理的な価格となっていると言える。
もし完全に効率的で合理的な価格であるなら、価格の推移は一切ブレることなく安定して推移しているはずだ。
価格が不安定に上がったり下がったりしているという事は、要は常に歪みが生じているということになる。
この歪みの程度は常に変動する。
あまり歪んでいない時もあれば、大きな歪みが生じている時もある。
歪みが大きく生じている時には値動きにある一定のパターンが生じやすい時がある。
あらゆる方法の裁量トレードは、突き詰めれば以下の2つに集約されると思われる。
すなわち
歪んでいく最中を取る
歪んだ後の戻しを取る
なんにせよ、歪みがあるからこそ勝ち筋が生じる。
3.意識すべきは「歪み」
トレードでは、この歪みについての視点がとても大切になる。
歪みのほぼ全ては、人間の非効率的、非合理的、非論理的な性質から生じる。
金融市場という、欲と恐怖が増強される場所では、特に頻繁に歪みが生じやすい。
例えばよく「大衆の損切りポイントがエントリーポイント」などと言われるが、それも結局はそこで歪みが生じるからということになる。
トレードで勝つためには
歪みに巻き込まれる側になるのではなく、冷静に観察して歪みを利用する側になるという視点を重視した方がいいだろう。
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