豆乳はしていない。
ほら、やっぱり
否定された
わたしの意思は
いつもそうなる
わたしは意思を伝えてはいけないんだ
湯葉には裏側があって
その先は食べても飲んでも大丈夫
でもまたその裏側は触れた瞬間から固くなり
身を閉ざす
クリーム色の甘みを持ったまま
のまれるのを待っていたのに…
そうなりたいと伝えたのに…
今日のわたしを例えるならばこんな感じ
そんな自分を知らされた
言い出したのはわたし
一度行動に移したら
気を楽にして過ごせる
いろいろなわたしが
閉ざす身に語りかける
そうなってしまったわたしを隠そうとする
そもそもキミは何者なの?
そのことばをきっかけに
知っていたはずの事実が湧きあがる
わたしはやさしく
すくいあげられ
やっと
湯葉になった
クリーム色の甘みを持った
やわらかな
…
意思を持っていいんだ
意思を伝えていいんだ
大丈夫なんだ
豆乳は豆乳でいたかった